ZeroWater ZeroWater ZP-006 ろ過ピッチャー

フィルター交換の目安として、TDS値が一定以上になるとライトが点灯する簡易的なTDSインジケーターが付属しています。これにより、水の不純物濃度が高まりフィルターの交換が必要になったタイミングを視覚的に把握できます。ただし、ろ過水量や使用期間に基づくものではなく、TDS値のみでの判断となるため、高機能な交換通知機能と比較すると精度は限定的です。この簡易的なインジケーターがあることで、交換のサインを見落としにくくなっています。

このモデルには、これまでにポットでろ過した水の累計量を自動でカウントし表示する機能は搭載されていません。フィルターの交換目安は付属のTDSインジケーターに頼ることになります。どれくらい水を使ったかを目で確認できないため、フィルターの寿命管理や計画的な交換カートリッジの準備という点では、ユーザー自身で把握する必要があります。高機能なモデルにあるような便利な水量カウンター機能はないので注意が必要です。

ろ過タンクに水道水が残っている状態では、注ぎ口から水を注ぐと、ろ過済みの水とろ過前の水が混ざってしまう可能性があります。ろ過が完了するまで待たずに浄水だけをすぐに使う、といった機能はありません。必要な時にすぐに浄水を利用したい場合は、あらかじめろ過を済ませておく必要があります。この点は一般的な浄水ポットと同様の仕様であり、特別不便というわけではありませんが、ろ過中にすぐに使いたい場面では一手間かかります。

付属のTDSインジケーターは、TDS値が一定以上になるとライトが点灯するタイプであり、数値や詳細な情報がデジタル画面に表示される機能は搭載されていません。フィルターの正確な残り寿命やろ過水量などを数値で把握することはできません。現在のフィルター状態をより詳細に知りたい場合や、具体的な数値を参考にして交換時期を判断したい方には物足りなく感じる可能性があります。あくまでTDSの目安を光で知らせる簡易的な機能となっています。

ポットの蓋や注ぎ口に、意図しない開閉や水漏れを防ぐための自動ロック機能は搭載されていません。蓋は比較的簡単に開閉できますが、ポットを傾けすぎたり倒したりすると水がこぼれる可能性があります。特に冷蔵庫のドアポケットからの出し入れや、子供が使用する際には、本体をしっかりと持って安定させることが重要です。移動時なども水漏れに注意が必要です。

商品情報によると「Space-saving design」が特徴として挙げられています。これにより、冷蔵庫のドアポケットなど限られたスペースにも比較的スリムに収まるよう設計されています。容量は1.4Lとコンパクトな部類に入るため、省スペースでの設置や保管が可能です。キッチン周りが狭い場合や、冷蔵庫内にすっきり収めたい場合に便利な形状と言えるでしょう。