SONY(ソニー) Cyber-shot RX100III DSC-RX100M3

背景ぼかし機能は、この機種には専用のボタンやモードはなく、絞り値と被写体との距離を調整することで実現可能です。しかし、ZV-1Fのようにボタン一つで簡単に背景をぼかすことはできません。そのため、背景をぼかした撮影を行うには、ある程度のカメラの知識と設定が必要になります。初心者には少し難しいかもしれません。

リアルタイムトラッキング機能は、この機種には搭載されていません。被写体を追尾してピントを合わせ続ける機能はないため、動きのある被写体を撮影する際には、ピントが外れてしまう可能性があります。そのため、動画撮影時には、常にピントを意識する必要があります。静止画撮影では、ある程度フォーカスエリアを自分で設定できます。

自動露出調整機能は搭載されていますが、最新機種に比べると性能は劣ります。明るい場所から暗い場所へ移動する際に、露出の調整に時間がかかる場合があります。また、急激な明るさの変化には対応しきれない場合があります。そのため、撮影環境によっては、手動で露出を調整する必要があるかもしれません。

手ブレ補正機能は電子式のみです。ZV-1Fのような光学式手ブレ補正に比べると、補正効果は劣ります。特に、動画撮影時に歩きながら撮影する際や、手持ちでズーム撮影する際には、手ブレが目立つ可能性があります。そのため、動画撮影時には三脚やジンバルを使用することを推奨します。

風音低減機能は搭載されていません。そのため、屋外で撮影する際には、風の音が入ってしまう可能性があります。音声品質を重視する場合は、外部マイクを使用するか、風防を取り付けるなどの対策が必要です。内蔵マイクの性能もそれほど高くないため、音声収録には注意が必要です。

高音質内蔵マイクは搭載されていますが、ZV-1Fに比べると音質は劣ります。クリアで臨場感のある音声を録音するには、外部マイクを使用する必要があります。内蔵マイクはあくまで簡易的なものとして考えた方が良いでしょう。特に、屋外での撮影や、音声が重要なVlogを制作する際には、外部マイクの使用を強く推奨します。