Duronic DM753 三画面モニターアームスタンド

製品情報にケーブル収納機能に関する具体的な記載が見当たりません。モニターアームでは、複数のモニターケーブルや電源ケーブルをアーム内部や専用のカバーに沿わせて隠すことで、デスク周りをすっきりと保ち、見た目の美しさを向上させる機能が重要視されます。本製品ではこの機能が標準装備されていないか、非常に限定的である可能性が高く、ケーブルが露出してしまい、デスク上が散らかりやすい状態になることが予想されます。そのため、配線の整理整頓を重視する方には不向きかもしれません。

モニターをアームに素早く取り付けたり取り外したりできる「モニター簡単着脱機能」（クイックリリースなど）に関する具体的な記載は見当たりません。この機能があると、モニターの交換や移動が工具なしでスムーズに行えるため非常に便利です。本製品では、一般的なネジ止めによる取り付けが想定され、着脱には多少の手間や工具が必要になる可能性があります。ただし、自立型で設置自体は容易なため、一度設置すれば頻繁な着脱は想定されていないと考えられます。

本製品では、モニターアームの高さ調整が可能です。これにより、使用者の目線に合わせてモニターの位置を上下に動かし、最適な視聴角度や作業姿勢を得ることができます。ただし、ガススプリング式ではないため、調整には力が必要で、スムーズさに欠ける可能性があります。頻繁にモニターの高さを変える場合は、上位機種のガス圧式アームと比較して手間がかかるかもしれませんが、一度位置を固定すれば安定して保持されます。健康的な作業姿勢の維持に役立つ基本的な機能です。

本製品は、モニターを取り付けるVESAブラケット部分で360度の横回転（スイベル）と、上下15度の傾き（チルト）調整が可能です。これにより、モニターを横向きだけでなく、縦向きに回転させて使用することもできます。縦長の情報を表示する際に便利で、作業内容に応じて画面の向きを柔軟に変更できます。ただし、画面の縦横回転（ローテーション）機能については明記されていませんが、VESAブラケットの自由な動きで対応できる範囲は広いと考えられます。

モニターアームの調整に必要な六角レンチなどの工具を、アーム本体の一部に収納できる機能は、本製品には備わっていないようです。この機能があると、調整が必要になった際に工具を探す手間が省け、いつでも手元に工具があるため、モニター位置の微調整を気軽に行えます。本製品では、工具は別途保管しておく必要がありますが、組み立てや初期設定以外で頻繁に工具を使用しない場合は、大きな問題とはならないでしょう。

本製品はクランプやグロメットでデスクを挟む方式ではなく、底面に広い台座を置く自立型（テーブルトップマウント）のため、デスクの天板に直接的な傷やへこみが生じるリスクは非常に低いです。クランプ式アームで懸念されるデスクへのダメージを防げる点は、特に賃貸物件や傷つけたくないデスクを使用している場合に大きなメリットとなります。ただし、台座の底面に滑り止めなどが無い場合は、デスク表面を擦る可能性はゼロではありません。