ラッセルホブス カフェケトル 0.8L マットブラック 7408JP-88

最上位製品にある温度設定機能は本製品には搭載されていません。そのため、コーヒーの種類（例：ドリップ、フレンチプレス）やお茶の種類（例：緑茶、玉露）など、それぞれの飲み物に最適な温度にお湯を調整して淹れることはできません。お湯は常に沸騰（100℃）の状態になりますので、特定の温度で淹れたい場合は、温度計などで別途温度を確認・調整する必要があります。シンプルな湯沸かし機能に特化しています。

最上位製品にある保温機能は本製品にはありません。お湯が沸騰して自動で電源がオフになった後、温度は自然に低下していきます。一定時間後にも再び温かいお湯を使いたい場合は、再度ケトルをセットして沸かし直す必要があります。続けてお湯を使いたい場合や、ゆっくりと時間をかけて飲みたい場合には、やや不便を感じる可能性があります。保温ポットなど他の手段を併用するのも良いでしょう。

水中のミネラル成分（カルキなど）を軽減するための特別な機能は備わっていません。特に日本の水道水は地域によってミネラル分が多く含まれており、使い続けるとケトル内部の底や側面に白い付着物（スケール）が付くことがあります。これを防ぐためには、定期的にクエン酸などを使った専用のクリーナーでお手入れを行うことが推奨されます。こまめな手入れで清潔な状態を保てます。

湯沸かし中に発生する蒸気量を抑制するような特別な機能や構造は採用されていません。一般的な電気ケトルと同様に、沸騰時には一定量の蒸気が発生します。そのため、湿気に弱い家具の近くや、十分に換気ができない場所での使用は避けるのが望ましいです。使用する際は、換気扇を回したり窓を開けるなど、十分に換気を行っていただくことをおすすめします。設置場所にはご注意ください。

本体が倒れた際に、お湯が大量に漏れ出すのを防ぐための、厳しい基準を満たす転倒湯漏れ防止構造については情報がありません。電源プレートから本体が外れた際に自動で電源が切れるような基本的な安全機能はある可能性がありますが、完全に湯漏れを防ぐものではないと考えてください。特に小さなお子様やペットがいるご家庭では、手が届かない場所での使用や、取り扱いに十分な注意が必要です。

本体は外側も熱くなりにくい二重構造ではありません。ステンレス製の単層構造のため、お湯が沸騰している最中や沸騰直後は、ケトル本体の表面、特にステンレス部分が非常に高温になります。誤って触れると火傷をする危険がありますので、持ち運びの際は必ずハンドル部分のみを持つようにしてください。小さなお子様がいるご家庭では、より慎重な取り扱いが求められます。

お湯が沸き終わると自動的に電源がオフになりますが、音で知らせるアラームや、ランプの点滅など、沸騰完了をユーザーに積極的に通知する機能は搭載されていません。ケトル本体の電源ランプが消えることで沸騰完了を確認します。キッチンから離れて作業している場合など、沸騰が完了したタイミングに気づきにくい場合があります。常にケトルに注意を払うか、タイマーなどを利用する必要があります。