ロジクール M705m ワイヤレスマウス

このマウスは静音クリック機能を搭載していません。スタッフレビューによると、クリック音がやや大きい、またはカチカチ音が気になるという意見があるため、静かな環境での使用を想定している場合は注意が必要です。静音性を重視する場合は、他の静音設計のマウスを検討することをお勧めします。高速スクロール機能自体は静かですが、クリック音に関しては一般的なマウスと同等か、やや大きめと考えられます。

合計7つのボタン（左右クリック、ホイールクリック、サイドボタン2つ、高速スクロールボタン、水平スクロール機能）が搭載されており、カスタマイズが可能です。特に親指で操作できるサイドボタンは、ウェブページの「戻る/進む」などの操作を割り当てることで、PC作業の効率を向上させることができます。ただし、ボタンのカスタマイズには専用ソフトウェア「Logicool Options」のダウンロードとインストールが必要となります。このソフトウェアを通じて、各ボタンに様々な機能を割り当てることが可能です。

このマウスには、ホイールを左右に傾けて横スクロールを行うチルトホイール機能は搭載されていません。商品概要には「水平スクロール機能」と記載がありますが、これはホイールの回転とは別の操作（例えば、専用ボタンや特定のジェスチャーなど）を指す可能性があります。表計算ソフトなどで広い表を扱う際に、ホイール操作だけで横移動ができない点は、一部のユーザーにとっては不便に感じるかもしれません。購入前に、水平スクロールの具体的な操作方法を確認することをお勧めします。

このマウスは充電式バッテリーではなく、単三形乾電池2本を使用するタイプです。電池寿命は最大36ヶ月と非常に長いため、頻繁な電池交換の手間はほとんどありません。乾電池式のため、充電の手間がなく、電池切れの際もすぐに交換して使用を再開できるというメリットがあります。ただし、ランニングコストとして電池代がかかる点と、充電式マウスのような環境負荷低減効果はありません。

このマウスは、UnifyingレシーバーによるUSB接続のみに対応しており、Bluetooth接続や複数デバイスとのペアリング機能は搭載されていません。そのため、PCやタブレットなど、複数のデバイスを頻繁に切り替えて使用したい場合には、その都度レシーバーの抜き差しやペアリング設定が必要となり、利便性が低下します。複数のデバイスをシームレスに切り替えたい場合は、Bluetooth対応のマウスや、マルチペアリング機能を備えた製品を検討することをお勧めします。

手にフィットする右手用デザインを採用しており、長時間のPC作業でも疲れにくいように設計されています。マウスを持った際に手と指が自然な位置に収まるような立体形状で、ボタン操作もしやすくなっています。適度な重量感もあり、安定した操作感を提供します。このエルゴノミクスデザインは、長年にわたり多くのユーザーに支持されてきたM705シリーズの特長の一つです。