suptek モニターアーム デュアル アームモニター デュアルディスプレイスタンド 多軸液晶ディスプレイ アーム 13-27インチ対応 2画面 自立式 耐荷重10kg（1台） VESA規格75-100mm ML6442

製品情報にはクイックリリース機能に関する記載がありません。これは、モニターをアームに取り付ける際に、専用のブラケットをはめ込むだけで簡単に固定できる機能です。本製品の場合、モニター背面のVESAネジ穴にプレートを固定し、そのプレートをアームにネジで固定する一般的な方法であると推測されます。そのため、モニターの取り付けや取り外しにはドライバーなどの工具が必要になります。頻繁にモニターの着脱を行う方にとっては手間がかかる可能性があります。一度設置すれば問題ありませんが、上位機種にあるような素早く簡単な取り付け方法は期待できません。

アーム部分にケーブルをまとめるためのクリップが付属しています。モニターから出る映像ケーブルや電源ケーブルなどをクリップに沿わせて固定することで、デスク上やアーム周りの配線をある程度すっきりさせることが可能です。完全にケーブルを隠すことができるタイプではありませんが、ケーブルの垂れ下がりを防ぎ、見た目を整理するのに役立ちます。最低限のケーブルマネジメント機能は備わっています。

モニターの高さ調整は、支柱部分のアーム固定ネジを緩めて手動で上下させる方式であり、工具（六角レンチなど）が必要です。モニターを取り付けたままの状態でのスムーズな高さ微調整は難しく、スタッフレビューでも指摘されています。チルトや回転などの角度調整は工具不要でできる可能性が高いですが、アーム関節部の硬さ調整なども工具が必要な場合があります。全体的に、調整には工具を必要とする場面が多い製品です。

本製品は置き型スタンドタイプのため、デスクに直接クランプなどで挟むわけではありません。スタンドの底面には薄いパディング（クッション材）が貼られており、デスクの表面に傷がつくのを防ぎ、また滑り止めの役割も果たします。これにより、大切なデスクを傷める心配を軽減しつつ、安定した設置が可能です。クランプ式とは異なる方法ですが、デスク保護への配慮はされています。

アームやモニターが特定の角度以上に回転しないように制限する回転ストッパー機能についての記載はありません。そのため、アームを大きく回転させる際に、背面の壁や隣接する家具などにモニターが接触しないよう、ユーザー自身が可動範囲に注意する必要があります。設置場所によっては、意図しない回転による衝突を防ぐために、配置に工夫が必要です。安全のため、周囲に十分なスペースを確保して使用する必要があります。

本製品には支柱に沿ってモニターの取り付け位置を上下に調整する機能がありますが、これはガススプリング式のようなスムーズな垂直昇降ではありません。高さ調整を行うには、まず工具（六角レンチ）でアームの固定を緩め、手動でモニターの位置を移動させてから再度工具で固定する必要があります。特にモニターを装着した状態では重く、高さの微調整や頻繁な位置変更は困難です。上位機種にあるような、軽い力で自在に高さを変えられる機能は搭載されていません。