サンワダイレクト モニターアーム デュアルモニター対応 2画面 3関節 クランプ固定 100-LA030

このモニターアームには、モニターをアームにカチッとはめるだけで固定できるクイックリリース機能は搭載されていません。モニターを取り付ける際は、付属のネジを使用してアーム先端のVESAプレートに固定する必要があります。一般的な取り付け方法であり、一度設置すれば問題ありませんが、頻繁にモニターを付け替えたい方には手間がかかる可能性があります。取り付けにはプラスドライバーなど工具が必要になります。

アームの支柱部分には、モニターから出るケーブルをまとめて隠せるように設計されています。ケーブルをポールの中を通して配線することで、デスク周りの見た目をすっきりさせることができます。また、アーム部分にはケーブルクリップも付属しており、アームに沿わせてケーブルを固定することが可能です。ただし、スタッフレビューの中には、ケーブルを通す穴の位置や構造が使いにくいという意見もあり、複数の太いケーブルを通す場合には工夫が必要になる場合もあります。

アームの関節部分の硬さ調整や、アーム全体の固定には付属の六角レンチを使用する必要があります。高さ調整についてはレバー式で工具不要となっていますが、これはあくまで支柱上での高さ調整であり、アーム自体の動きの硬さ調整には工具が必要です。モニターの角度調整（チルトやパン）は工具不要で可能ですが、アームの位置や硬さを頻繁に調整したい場合には、毎回工具を使う手間が発生します。

デスクの天板にクランプで固定する際、天板と接触する部分にクッション材が付いています。これにより、アームを設置する際にデスクの表面に傷が付くのを防ぐことができます。大切なデスクを傷つけずにモニターアームを使用できるため、安心して設置が可能です。クランプの固定力は強いですが、クッション材があることで天板への物理的な負担を軽減します。

このモニターアームには、アームやモニターの水平方向への回転範囲を物理的に制限するストッパー機能は搭載されていません。そのため、アームを壁際に設置している場合など、モニターを回転させすぎると壁や家具にぶつかる可能性があります。モニターを動かす際には、周囲に十分なスペースがあるか、または手動で回転範囲を意識して操作する必要があります。意図しない回転による衝突を防ぎたい場合には注意が必要です。

このモニターアームは、支柱に沿ってモニターの高さを調整することができます。ガススプリング式のような滑らかな無段階調整ではありませんが、レバーを緩めることで工具を使わずに手動で高さを変え、好みの位置でレバーを締めて固定します。スタッフレビューによると、高さ調整のレバーは簡単に操作できるようですが、アームの動き自体には限りがあるため、極端に高い位置や低い位置への調整には制限がある場合があります。基本的な高さ調整は可能です。