SteelSeries Rival 650 Wireless 62456

Rival 650 Wirelessには、左右クリック、ホイールクリック、ホイール後方のボタン、左側面の2ボタンの合計7個のプログラマブルボタンが搭載されています。これらのボタンには、専用ソフトウェア「SteelSeries Engine」を使って、ゲーム内のアクション、キーボードのキー割り当て、マクロ（一連の操作を自動化する機能）、アプリケーションの起動など、様々な機能を自由に設定できます。これにより、キーボードに手を伸ばす回数を減らし、マウスだけでより素早くコマンドを実行できるようになります。特にショートカットキーが多いゲームや、複雑な操作が必要な場面で非常に役立ちます。自分好みにカスタマイズすることで、ゲームプレイの効率と快適性を向上させることができます。

このマウスの大きな特徴の一つが、付属の4gウェイト8個を使った重量・重心調整機能です。マウスの左右に取り外し可能なパネルがあり、その内部にウェイトを自由に配置できます。最大8個（合計32g）のウェイトを追加することで、本体重量の約121gから最大153g程度まで重さを増やすことが可能です。ウェイトの配置を変えることで、重心の位置も調整でき、256通りの組み合わせの中から自分に最適な操作感を見つけられます。軽いマウスが好みの方には最低重量が重い点がネックですが、マウスの重さやバランスを細かく調整したいユーザーにとっては、ゲームの種類やプレイスタイルに合わせて最適なカスタマイズができる非常に有用な機能です。

SteelSeries PrismSyncに対応したRGBイルミネーション機能を搭載しています。マウス本体のホイール部分やサイドラインなどが、約1680万色のカラーで光ります。専用ソフトウェア「SteelSeries Engine」を使って、単色点灯、呼吸、色循環など様々なライティングパターンやエフェクトをカスタマイズできます。他のPrismSync対応SteelSeries製品とライティングを同期させることも可能です。見た目の楽しさを演出するだけでなく、設定プロファイルによって光り方を変えることで、現在どの設定を使用しているかを視覚的に確認する目安にもなります。ゲーム内のイベントと連動して光る機能もあります。

Rival 650 Wirelessは、強力な32ビットARMプロセッサーを搭載しており、設定プロファイルをマウス本体に保存できるオンボードメモリ機能を備えています。専用ソフトウェア「SteelSeries Engine」で作成したCPI（感度）設定、ボタン割り当て、マクロ、RGBイルミネーションなどの設定をマウス自体に記憶させることができます。これにより、ゲームトーナメントなど、ソフトウェアのインストールが制限されている環境でも、自分の慣れたマウス設定をすぐに呼び出して使用することが可能です。最大数のプロファイルを保存できるかは記載がありませんが、主要な設定を持ち運べる利便性を提供します。

SteelSeries独自のQuantum Wireless 2.4Ghzワイヤレスシステムを採用しており、ゲーミングに求められる高速かつ安定したワイヤレス接続を実現しています。レポートレート1000Hz（1ms）の超低遅延通信により、有線マウスと遜色ない応答速度で、入力の遅延をほとんど感じることなくゲームをプレイできます。ケーブルの煩わしさから解放されることで、マウスを大きく自由に動かせ、デスク周りもすっきりします。混雑した無線環境でも安定した接続を保つための周波数最適化機能も搭載されています。バッテリー寿命は公称24時間で、ゲーム中の突然の電池切れを防ぐための急速充電機能も備わっています。

このマウスには、ワイヤレスマウスを使用しない時に置いて充電できる専用の充電ドックは付属していません。充電は、付属のUSBケーブルを使ってマウス本体のUSBポートに接続して行います。しかし、急速充電に対応しており、わずか15分間の充電で10時間以上、フル充電にはそれほど時間はかかりません。充電中はマウスを操作できませんが、短時間で必要な分だけ充電できるため、ゲームの合間などに手軽に充電を済ませられます。常にマウスをドックに置いて手軽に充電したいという方には、専用充電ドックが付属するモデルの方が便利かもしれません。