Herman Miller セトゥーチェア HCC堅床・ブレーキングキャスター CQ51MAG1L7HCCNNN4W31

セトゥーチェアは、座面や背もたれの角度を個別に調整する機能は搭載されていません。体型や作業姿勢に合わせた細かな調整はできませんが、キネマチック・スパインという独自の機構により、座る人の身体に合わせてチェアが自動的に調整されるため、ある程度の快適性は確保されます。よりパーソナライズされた調整を求める場合は、他の調整機能が豊富なモデルを検討する必要があります。しかし、調整不要で直感的に使える点は、このチェアの大きなメリットと言えるでしょう。

セトゥーチェアは、背もたれが体の動きに合わせて柔軟に追従する機能を持っています。これは、キネマチック・スパインと呼ばれる独自の機構によるもので、背もたれがユーザーの動きに合わせて自然に動くため、常に最適なサポートを提供します。これにより、長時間の作業でも姿勢の変化に対応し、快適さを保つことができます。ただし、追従の度合いは調整できないため、より細かな調整を求める場合は、他のモデルを検討する必要があります。

セトゥーチェアは、座面内部に体重を分散する機能を有しています。これは、リリス2サスペンションという素材を使用することで実現されており、座面全体に均等に圧力が分散されるように設計されています。これにより、一点に圧力が集中することを防ぎ、長時間の着座でもお尻や太ももへの負担を軽減します。ただし、ゲル素材や特殊なクッション材を使用しているわけではないため、体圧分散効果は限定的であることに注意が必要です。

セトゥーチェアには、ヘッドレスト調整機能は搭載されていません。そのため、首や肩への負担を軽減するための細かな調整はできません。ヘッドレストが必要な場合は、後付けのヘッドレストを使用するか、他のヘッドレスト付きのオフィスチェアを検討する必要があります。長時間の作業で首や肩が凝りやすい方は、この点に注意が必要です。短時間の使用や、ヘッドレストを必要としない方には問題ありません。

セトゥーチェアは、アームレストの調整機能がありません。アームレストの位置は固定されており、高さや角度を調整することはできません。そのため、体型や作業姿勢によっては、アームレストが適切でない場合があります。肩こりや腕の疲れを感じやすい方は、アームレストの調整機能がある他のオフィスチェアを検討することをおすすめします。ただし、アームレスなしで使用することも可能です。

セトゥーチェアには、ロッキング調整機能は搭載されていません。ロッキングの強さや範囲を調整することはできず、固定されたロッキング機能のみが利用可能です。そのため、休憩時に体を伸ばしたり、リラックスしたりする際に、好みのロッキング具合に調整することはできません。作業の合間にリフレッシュしたい方や、ロッキング機能を頻繁に使用する方には、不向きかもしれません。ロッキング機能自体は備わっています。