WALI トリプルモニタースタンド MF003

このモニターアームには、ケーブルを整理するための専用機能に関する記載が見当たりません。そのため、モニターから伸びる電源ケーブルや映像ケーブルがアームの周りに露出したままになりやすく、デスク上が乱雑に見える可能性があります。ケーブル類が絡まったり、掃除の際に邪魔になったりすることも考えられます。ケーブルを綺麗にまとめたい場合は、別途ケーブルクリップや結束バンドなどを購入し、ご自身で工夫して配線する必要があります。この点は、デスク周りをすっきりと保ちたいユーザーにとっては、大きなデメリットとなるでしょう。

マウントプレートが取り外し可能であるため、モニターをアームに素早く取り付けたり、取り外したりすることが可能です。これにより、モニターの交換や配置変更の際に、工具を使わずにスムーズに作業を行えるため、非常に便利です。トップクラスの製品に搭載されているクイックリリース機能と同様の利便性を提供しており、一人での作業でも負担が軽減されます。この機能は、頻繁にモニターの配置を変えたいユーザーや、引っ越しが多いユーザーにとって特に役立つでしょう。

高さ16インチのポールにより、モニターの高さを調節できます。ただし、ガススプリング式ではないため、モニターの高さや角度の微調整には、トップクラスの製品ほどの滑らかさや軽快さはない可能性があります。手動での調整が必要となるため、頻繁な微調整には若干手間がかかるかもしれません。モニターを一度設置したらあまり動かさない、あるいは多少の力で調整できれば問題ないという方には十分ですが、常に最適な視線に合わせて細かく調整したい方には、物足りなさを感じるかもしれません。

取り付けたモニターを水平（横向き）から垂直（縦向き）へと自由に回転させることができます。プログラミングやドキュメント作成など、縦長の情報を多く表示したい場合に非常に役立ち、作業効率を向上させます。360°回転可能という点も、柔軟な配置を可能にします。この機能は、複数のモニターを異なる用途で使い分けたいユーザーや、作業内容に応じて画面の向きを変えたいユーザーにとって、非常に有用です。

製品情報に工具収納機能に関する記載がありません。そのため、調整に必要な六角レンチなどの工具は別途保管しておく必要があります。頻繁にモニター位置を調整する場合には、工具を探す手間が発生する可能性があります。トップクラスの製品では、アーム本体に工具を収納できるスペースが設けられていることが多く、手元に常に工具があるため、微調整が容易です。この製品では、その利便性は期待できません。

製品情報にデスク保護機能に関する具体的な記載がありません。自立式ベースのため、デスク表面を直接傷つけるリスクは低いですが、グロメットベースを使用する際や、ベースの設置面によっては、デスク表面への傷つき防止策が必要になる場合があります。トップクラスの製品では、クランプ部分に傷防止パッドが付属していることが一般的ですが、本製品ではそのような配慮は見られません。デスクへの傷が気になる場合は、ご自身で保護シートなどを敷くことを検討してください。