SHARDOR コーヒー＆スパイスグラインダーエレクトリック CG-618-UL

この製品は、コーヒー豆を粉砕する「ブレード式」を採用しています。ブレード式は高速回転する刃で豆を叩き割るため、粒度が不均一になりやすく、コーヒーの風味に影響を与えることがあります。特にエスプレッソのような細かい挽き目や、均一な抽出が求められる場合には、コーン式やフラット式の「臼式グラインダー」が推奨されます。この製品は、コーヒー豆だけでなくスパイスなども挽ける多機能性が魅力ですが、コーヒーの味を追求する上では、挽き刃のタイプが重要な要素となります。

このグラインダーは、挽き時間を調整することで粉の細かさを変える方式です。そのため、臼式グラインダーのように「〇段階」といった細かな粒度設定はありません。挽き時間は15秒以内でお好みのパウダーを得られるとされていますが、狙った通りの粒度を毎回正確に得るには、ある程度の経験と微調整が必要です。コーヒーの種類や抽出方法に合わせて最適な粒度を選ぶためには、段階的な調整機能があると便利ですが、この製品ではそれが限定的となります。

製品情報に静電気防止機能に関する記載はありませんでした。ブレード式グラインダーでは、特に細かく挽いた際に静電気が発生しやすく、粉が飛び散ったり容器に付着したりすることがあります。この機能がない場合、挽いた後の粉の取り扱いやお手入れに少し手間がかかる可能性があります。

SHARDORは、コーヒーグラインダーなどのキッチン家電を扱うブランドですが、コーヒー機器の専門メーカーとしては、まだ広く認知されているとは言えません。しかし、製品説明には「損傷や欠陥をカバーします。無料交換または返金保証！」といった記載があり、購入後のサポート体制には一定の安心感があります。価格帯を考慮すると、保証内容の手厚さは評価できますが、長期的な耐久性やブランドとしての信頼性は、より歴史のあるメーカーと比較すると未知数な部分もあります。