ソニー(SONY) ワイヤレスヘッドホン WH-CH510

WH-CH510にはアクティブノイズキャンセリング機能は搭載されていません。そのため、周囲の音は遮断されず、そのまま聞こえます。静かな環境での使用や、周囲の音を聞きながら使用したい場合には適していますが、騒音の多い場所での使用には向きません。ノイズキャンセリング機能を求める場合は、上位モデルの検討が必要です。

WH-CH510には外音取り込み機能は搭載されていません。ヘッドホンを装着したままでは、周囲の音を聞き取ることができません。駅のアナウンスを聞いたり、店員さんと会話したりする際には、都度ヘッドホンを外す必要があります。安全性を考慮すると、屋外での使用時には注意が必要です。

WH-CH510はマルチポイント接続機能に対応していません。そのため、スマートフォンとPCなど、複数のデバイスに同時に接続して、自動的に切り替えることはできません。複数のデバイスを頻繁に利用するユーザーは、手動でペアリングを切り替える必要があります。この機能は、より上位のモデルや最近のワイヤレスヘッドホンに多く搭載されています。

WH-CH510には、本体ボタンから音声アシスタント（SiriやGoogleアシスタントなど）を呼び出す機能は搭載されていません。音声アシスタントを利用したい場合は、スマートフォン本体を操作する必要があります。この機能は、ハンズフリーでの操作性を高める便利な機能ですが、本製品では省略されています。

WH-CH510は最大35時間の連続再生が可能で、長時間のバッテリー駆動を実現しています。これは、1日5時間使用しても1週間充電なしで利用できるレベルであり、日常的な使用において充電の心配が少ない点は大きなメリットです。旅行や長距離移動などでも、安心して使用できます。このバッテリー性能は、エントリーモデルとしては非常に優れています。

WH-CH510はクイック充電に対応しており、10分の充電で約1.5時間の再生が可能とされています。これにより、外出前や移動中のわずかな時間でも、ある程度のバッテリー残量を確保できます。ただし、最新モデルに見られるような、さらに短時間で長時間再生を可能にする急速充電機能と比較すると、性能は標準的と言えます。とはいえ、急なバッテリー切れに対応できる実用的な機能です。