PONER SAUND ミニプロジェクター T6

本製品は手動での台形補正に対応しています。プロジェクターを斜めに設置した場合でも、映像の歪みを手動で調整し、長方形の画面に補正することが可能です。これにより、設置場所の自由度がある程度確保されます。ただし、自動台形補正機能は搭載されていないため、設置のたびに手動で調整する手間が発生します。特に頻繁にプロジェクターを移動させる場合や、素早く設置したい場合には、この手動調整が必要な点を考慮する必要があります。

本製品には自動フォーカス機能は搭載されておらず、ピント調整は手動で行う必要があります。プロジェクターの設置距離を変更したり、電源を入れ直したりするたびに、レンズリングを回して手動で焦点を合わせる作業が必要です。これにより、映像が常に鮮明に保たれるわけではなく、使用開始時や移動時に調整の手間がかかります。特に、プロジェクターの設置に慣れていない方や、頻繁に設置場所を変える方にとっては、この手動調整がわずらわしく感じる可能性があります。

本製品は短焦点投影機能を持っていません。そのため、大画面を投影するためには、プロジェクターと投影面との間に一定の距離（最適な投影距離1.33m～4.98m）を確保する必要があります。狭い部屋や、プロジェクターの設置スペースが限られている環境では、希望する画面サイズを得るのが難しい場合があります。壁から近い距離で大画面を楽しみたい場合には、別途短焦点プロジェクターを検討する必要があります。

本製品には内蔵スピーカーが搭載されており、別途外部スピーカーを用意することなく、映像と音声を同時に楽しむことができます。これにより、手軽にプロジェクターを使用開始でき、持ち運びの際も荷物を減らせます。ただし、スタッフレビューにもあるように、音質は「値段なり」であり、高音質を求める場合には物足りなさを感じる可能性があります。より迫力のあるサウンドや高音質を求める場合は、外部スピーカーやサウンドバーの接続を検討することをおすすめします。

スタッフレビューによると、本製品はWi-Fiに対応しており、スマートフォンやタブレットからのワイヤレス投影が可能です。これにより、ケーブルを接続する手間なく、手軽にデバイスの画面を大画面に映し出すことができます。写真や動画の共有、簡単なプレゼンテーションなど、様々なシーンで便利に活用できます。ただし、安定した接続のためにはWi-Fi環境が必要であり、一部のスタッフレビューでは接続に苦労したという声もあるため、環境によっては安定性に課題がある可能性も考慮する必要があります。

本製品にはBluetooth機能の記載がありません。そのため、Bluetooth対応の外部スピーカーやワイヤレスイヤホンを直接接続して音声を出力することはできません。内蔵スピーカーの音質に満足できない場合や、周囲に音を漏らしたくない場合には、有線接続で外部オーディオ機器を接続するか、別途Bluetoothトランスミッターなどを用意する必要があります。ワイヤレスで高音質なサウンドを楽しみたいユーザーにとっては、この点は不便に感じる可能性があります。