Team SDカード 64GB UHS-I U3 V30 TESDXC64GIV3069-A

製品情報に「防振」という記載がありますが、一般的な耐衝撃性能（落下試験クリアなど）についての具体的な基準や言及は見られません。日常的な使用における軽微な振動にはある程度の耐性があるかもしれませんが、カメラを落としたり、強い衝撃が加わる場面でのデータ保護能力は、耐衝撃を謳う製品ほど期待できない可能性があります。大切なデータを守るためには、過度な衝撃を与えないよう丁寧に扱うことが重要です。特に屋外など予期せぬアクシデントが起こりやすい環境での使用には注意が必要です。

製品情報や仕様には、防水性能に関する記載がありません。SDカードは水濡れに非常に弱く、内部に水が浸入すると故障やデータ消失の大きな原因となります。アウトドアでの撮影中や水辺での使用、あるいは日常生活での思わぬ水濡れ（飲み物をこぼす、ポケットに入れたまま洗濯するなど）には十分な注意が必要です。防水性能を求める用途や環境で使用する場合は、本製品ではなく防水機能を備えた製品を選ぶことを強く推奨します。データの安全性を確保するためにも、水濡れリスクのある場所では慎重に扱う必要があります。

空港での手荷物検査などで使用されるX線に対する耐性についても、製品情報に明確な記載が見られません。多くの一般的なSDカードは、空港の標準的なX線検査レベルであればデータに影響を受けにくいとされています。しかし、これはメーカーが保証するものではありません。特に重要な写真や動画データが入っている場合は、念のため手荷物検査時にスタッフに申告するか、可能であれば機内に持ち込むなどの対策を検討しても良いでしょう。プロフェッショナル向けの製品ではこの機能が明記されていることが多いですが、本製品は一般的用途向けと考えられます。

製品情報には、動作保証温度範囲に関する具体的な記載が見られません。SDカードは精密機器であり、極端な高温または低温環境では正常に動作しなかったり、故障したりする可能性があります。例えば、真夏の閉め切った車内（高温）や、厳冬期の屋外（低温）などでの長時間使用や保管は避けるべきです。幅広い温度環境下での使用を想定している場合や、屋外でのタフな撮影が多い場合は、耐温度性能が明記された製品を選ぶ方が安心して使用できます。一般的な環境での使用を前提とした製品と言えます。

スピーカーや強力な磁石など、磁気を発生する機器から発生する磁力に対する耐性についても、製品情報に記載がありません。強力な磁気を帯びたものに近づけたり、一緒に保管したりすると、SDカード内部のデータが破損したり消失したりするリスクが考えられます。日常生活で一般的な電子機器から発生する程度の磁気であれば問題ないことが多いですが、磁気が発生する可能性のある場所での使用や保管には注意が必要です。大切なデータを守るため、磁気発生源から離して保管・使用することが望ましいです。

この機能は、データの書き込みと消去を非常に高い頻度で繰り返す用途、例えばドライブレコーダーや監視カメラなどでの使用に特化したものです。これらの用途では、常に新しいデータを上書きし続けるため、通常のSDカードでは短期間で寿命を迎えてしまう可能性があります。本製品は一般的な写真や動画の記録・保存を想定しており、製品情報でもドライブレコーダーでの使用は保証対象外となる場合がある旨が明記されています。連続的な書き換えが多い用途には適していません。通常の使用であれば問題ありませんが、特定のヘビーユースには向かない点に注意が必要です。