山善(YAMAZEN) 電気草刈機 SBC-250JB

この製品は草刈機として、壁際やフェンス沿いの草を刈る用途に適しています。特に樹脂ブレードを使用することで、障害物を傷つけにくいキワ刈りが可能です。芝刈り機のような専用設計の際刈り機能とは異なりますが、狭い場所やエッジ部分の仕上げに役立ちます。ただし、あくまで草刈り刃での作業となるため、芝生をきれいに揃えるような際刈りには限界があります。

この製品は刈り取った草を集めたり、細かく粉砕して芝生に戻したりするマルチング機能は搭載していません。刈り刃で草を刈り、そのまま地面にまき散らす方式となります。刈りカスの後処理が必要になりますが、草刈機としては一般的な仕様です。広範囲の芝刈りでマルチング機能が必要な場合は、別のタイプの芝刈り機を検討する必要があります。

この製品は自走機能を搭載していません。モーターは刈刃を回転させるのみで、本体の移動は手で押して行う必要があります。非常に軽量なため手押しでも比較的楽に作業できますが、広い範囲や傾斜地での作業では自走式と比較して体力的な負担が大きくなります。草刈機では自走機能は一般的ではありません。

本体がシャフト部分で2分割できる設計になっているため、完全に折りたたむわけではありませんが、収納時や車での持ち運びの際にコンパクトにまとめることができます。これにより、通常の芝刈り機と比較して保管スペースを取りにくく、狭い場所への収納や移動が容易になります。持ち運びや収納に便利な機能です。

安全性向上のため、安全ボタンと運転ボタンの2アクション式を採用しています。これにより、誤操作による不意の始動を防ぎ、作業者の安全に配慮した設計となっています。操作レバーから手を離した際に即座に刃の回転が停止するブレ－キ機能が明示されているわけではありませんが、一定の安全対策は講じられています。

この製品には、刈刃部分を洗浄するための注水機能は搭載されていません。使用後の刈刃周りの清掃は、ブラシなどで手作業で行う必要があります。洗浄機能があると芝のカスなどを簡単に洗い流せて便利ですが、本製品にはその機能はありません。手作業での清掃が必要です。