Razer(レイザー) Razer Naga Pro ワイヤレス ゲーミングマウス RZ01-03420100-R3A1

Razer Naga Proは、交換可能な2ボタン、6ボタン、12ボタンのサイドプレートを組み合わせることで、最大20個のプログラム可能なボタンを搭載しています。Razer Synapse 3ソフトウェアを使用すれば、これらのボタンにキーボードのキー割り当て、マクロ、アプリケーション起動など、様々な機能を自由に設定できます。特にMMOやMOBAなど多くのショートカットを必要とするゲームや、編集作業などで複雑な操作を一ボタンで行いたい場合に非常に便利です。Razer Hypershift機能を使えば、ボタン数を実質2倍にすることも可能です。

Razer Naga Proには、マウスの本体重量を調整するためのウェイトは付属していません。本体重量は約120g固定となります。これは一般的なゲーミングマウスと比較するとやや重めの部類に入ります。軽量なマウスを好むユーザーや、自分のプレイスタイルに合わせてマウスの重さやバランスを細かく調整したいユーザーにとっては、この機能がないことが選択肢から外れる理由となる可能性があります。重めのマウスの方が安定感があると感じるユーザーには問題ありません。

Razer Chroma RGBライティングに対応しており、ホイール部分、Razerロゴ、そして12ボタンサイドプレートの場合はサイドボタン部分が光ります。Razer Synapse 3ソフトウェアを使って、約1680万色の中から好きな色や様々なライティングパターン（ウェーブ、スペクトラムサイクルなど）を設定できます。他のRazer Chroma対応デバイスとライティングを同期させることも可能です。ただし、12ボタンサイドプレートの各ボタンの光の色を個別に設定することはできません。見た目を華やかにしたいユーザーや、Razerエコシステムに統一感を持たせたいユーザーに適しています。

高度なオンボードメモリを搭載しており、Razer Synapse 3で設定したボタン割り当てやDPI感度などのプロファイルをマウス本体に最大5つまで保存できます。これにより、ソフトウェアがインストールされていない別のPCにマウスを接続した場合でも、マウス本体のボタン操作で保存済みのプロファイルを呼び出して使用できます。ゲームタイトルごとや作業内容ごとに最適な設定を登録しておけば、いつでもすぐに慣れた環境で使い始められるため、特に複数のPCを使用するユーザーや大会などに参加するユーザーにとって便利な機能です。

Razer独自の高速ワイヤレス技術「HyperSpeed Wireless」と汎用的な「Bluetooth」に対応しており、ワイヤレスでの接続が可能です。HyperSpeedモードは低遅延かつ安定した接続を謳っており、有線接続に近いパフォーマンスを提供します。Bluetoothモードはバッテリー持ちが良いですが、ゲーム用途にはHyperSpeedが推奨されます。また、付属のRazer Speedflexケーブルを使った有線接続や、充電しながらの使用も可能です。ケーブルの煩わしさから解放され、デスク上をすっきりさせつつ、自由なマウス操作を実現できます。ただし、一部レビューではHyperSpeed接続でも不安定さの報告が見られます。

Razer Naga Proは、別売りのRazerマウス充電ドック（Razer Viper UltimateやBasilisk Ultimateなどに付属）での充電に対応しています。マウスドックを既にお持ちであれば、マウスを置くだけで手軽に充電が可能です。ただし、本製品自体には充電ドックは付属していません。充電が必要な際は、付属のRazer Speedflexケーブルをマウス本体に直接接続する必要があります。専用ドックでの手軽な充電を期待する場合は、別途購入が必要となる点に注意が必要です。