カリタ(Kalita) 電動ミル KPG-40

本製品には、挽いたコーヒー粉が静電気によって容器や本体に付着するのを抑える機能は搭載されていません。スタッフレビューでも、静電気で粉が付着するためブラシが別途必要という指摘があります。使用後は、挽いた粉を移す際や清掃時に、粉の飛び散りや付着に注意が必要です。特に乾燥した環境では、静電気による粉の扱いに手間を感じる可能性があります。後片付けの際には、付属のブラシ（本製品には付属しないため別途用意が必要）や清掃用具で丁寧に粉を取り除く作業が必要になります。

本製品は、ボタンを押している間だけ動作するON/OFF式のため、秒単位で時間を設定するタイマー機能は搭載されていません。挽きたいコーヒー豆の量や好みの細かさに応じて、手動でボタンを押し続ける時間を調整する必要があります。そのため、毎回同じ量の豆を挽いたり、同じ挽き加減にしたりするには、ある程度の慣れが必要です。手動で時間管理を行うため、正確な量や粒度を求める場合には、別途スケールなどでの計量が必要になります。ボタンから手を離せばすぐに停止するため、微調整は可能です。

残念ながら、本製品はカッター部分や本体内部の水洗いに対応していません。スタッフレビューでも水洗いできない点が難点として挙げられています。コーヒー豆の油分や微粉が内部に蓄積しやすいため、使用後は必ず付属のブラシ（本製品には付属しないため別途用意が必要）などで丁寧に乾いた状態で清掃を行う必要があります。完全に油汚れを取り除くことは難しいため、衛生面を気にする方や、徹底的に清潔を保ちたい方には不向きかもしれません。定期的なメンテナンスが重要になります。

商品情報からは安全ロック機能に関する明確な記載が確認できませんでした。一般的に、蓋がしっかり閉まっていないと動作しないなどの安全機構が多くの電動ミルには備わっていますが、本製品に搭載されているか断定できません。使用する際は、各部品が正しくセットされているか十分に確認し、安全な場所で使用してください。特にお子様やペットの手の届かない場所での保管、使用中の見守りなど、安全には十分配慮する必要があります。

本製品には、電源コードを本体に巻き付けたり収納したりする機能は搭載されていません。コードは本体から常に出た状態となります。使用しない時には、コードをまとめて本体の近くに置くなどの工夫が必要です。キッチンカウンターの上などで使用する場合、コードが邪魔になったり、誤って引っ掛けてしまったりする可能性があります。収納場所を確保する際には、本体サイズだけでなく、コードの長さや扱いやすさも考慮に入れる必要があります。すっきりとした収納を重視する方には少し不便を感じるかもしれません。

本製品には、淹れたいコーヒーのカップ数を選択して自動で挽く量を調整する機能は搭載されていません。豆の量は自分で計量してホッパーに入れる必要があり、挽き加減（細かさ）はボタンを押す時間で調整します。そのため、毎回決まった量のコーヒー豆を挽く場合でも、手動での操作が必要です。計量の手間を省きたい方や、ボタン一つで簡単に必要な量の粉を用意したい方には、この機能がない点がデメリットとなる可能性があります。手動でのコントロールに慣れる必要があります。