SPADE ドライブレコーダー ミラー型 分離 IMX415センサー 800万画素 音声制御 WDR機能搭載 駐車監視 GPS搭載 電波干渉対策 暗視機能 録画再生可能 リアカメラ 防水 目眩防止ガラス デジタルインナーミラー タッチパネル ドラレコ 温度対策 日本語取説付 3年保証

SPADEドライブレコーダーは、フロントカメラが2.5K、リアカメラが1080Pの解像度で、IMX415センサーを搭載しています。これにより、日中の明るい環境下では鮮明な映像を記録できますが、夜間や低照度環境下では、より新しいセンサーを搭載した上位モデルと比較してノイズが目立つ可能性があります。フレームレートは27.5fpsと日本のLED信号機対策はされていますが、60fps対応の製品に比べると、動きの速い被写体の滑らかさや、より詳細な瞬間を捉える能力には差があります。全体的に、日常的な記録には十分な性能ですが、最高レベルの画質や夜間性能を求める場合には、物足りなさを感じるかもしれません。

約11インチの液晶タッチスクリーンを採用し、1920x480pxの解像度で後方視界を提供します。専用の反射防止フィルムが同梱されており、昼間の強い日差しによる画面の映り込みを抑え、視認性を向上させる工夫がされています。また、30%反射率、70%透過率の新しいガラス鏡面を採用することで、液晶オフ時でも通常のミラーとして綺麗に反射するとされています。これにより、日中や夜間を問わず、比較的クリアな後方視界を確保できますが、特に強い逆光時や夜間の後続車のヘッドライトの眩しさに対する自動調整機能の性能については、上位モデルのような「爆光」レベルの視認性までは期待できない可能性があります。

フロントカメラは170°、リアカメラは140°の広角レンズを搭載しており、車両の広範囲をカバーすることが可能です。これにより、前方からの飛び出しや後方からの接近車両など、広い視野で状況を記録できます。特にフロントカメラは分離式で240度回転可能であり、設置の自由度が高い点が特徴です。映像の歪みに関する具体的な言及はありませんが、一般的な広角レンズの特性として、映像の端に多少の歪みが生じる可能性はあります。しかし、日常的な使用においては、十分な視野を確保し、安全運転のサポートに貢献するでしょう。

駐車監視機能として、Gセンサーによる衝撃検知録画とタイムラプス録画に対応しています。タイムラプス録画を利用するには降圧ケーブルが必要ですが、メーカーの活動に参加することで無料で提供されるため、追加費用なしで長時間の駐車監視が可能です。内蔵の500mAhバッテリーは、エンジン停止後の短時間の衝撃検知に対応し、当て逃げやいたずらなどのトラブル発生時に自動で録画を開始します。これにより、駐車中の車両を監視し、万が一の際に証拠映像を残すことができます。ただし、バッテリー保護機能や詳細な設定オプションについては、上位モデルほどの充実度はない可能性があります。

GPS機能を搭載しており、走行中の日時、速度、位置情報を正確に記録し、万が一の事故の際に客観的な証拠を提供します。Gセンサーは衝突を検知すると自動で映像をロックし、上書きを防ぎます。WDR機能により、逆光やトンネルの出入り口など明暗差の大きい場所でも白飛びや黒つぶれを抑え、鮮明な映像を記録します。さらに、音声制御機能やスピード違反警報、BSD死角検出システム、LCA後方車両検出といった独自の運転補助機能も備えており、安全運転を多角的にサポートします。これらの機能は、ドライブレコーダーとしての証拠能力と利便性を高める上で非常に有効です。

フロントカメラがミラー本体から完全に分離しているため、ミラーの角度に影響されずにカメラを最適な位置に設置できる点が大きな特徴です。カメラは粘着式で取り付けが簡単であり、240度回転するため角度調整も容易です。接続にはType Cケーブルが採用されており、耐久性が高いとされています。また、地デジノイズ対策としてフェライトコア付きの電源コードや電波対策カバーが施されており、電波干渉を抑制する工夫が見られます。しかし、配線を車内にすっきりと隠すための具体的な設計（例：上部コネクタ隠しや中継線集約）に関する詳細な記載は少なく、取り付け後の配線処理には工夫が必要となる可能性があります。

SPADEは2015年に日本で設立されたブランドであり、3年間の品質保証を提供している点は、この価格帯の製品としては非常に手厚いサポートと言えます。万が一の不具合発生時には、メール、LINE、電話といった複数の連絡先が明記されており、24時間以内の問い合わせ対応（週末以外）を謳っているため、購入後のサポート体制は比較的充実していると考えられます。ただし、ファームウェアの定期的なアップデートによる機能改善や不具合修正に関する具体的な情報が不足しているため、長期的な製品の進化や安定性については、今後の実績に期待する部分があります。