SYNCO P2T 白色 2台送信機・1台受信機 DJI Action2、TypeC対応

2台の送信機が付属しており、2人での同時録音に対応しています。インタビューや対談など、複数人の音声を同時に収録したい場合に便利です。それぞれの送信機の音量を個別に調整することはできません。ステレオモードにも対応しており、より臨場感のある音声を収録できます。ただし、音源の定位を正確に捉える用途には不向きです。例えば、楽器の演奏をステレオで録音するような場合には、より高機能な製品が適しています。

P2Tは1秒ペアリングを謳っており、Type-C端子に接続するだけで自動的にペアリングが完了します。しかし、スタッフレビューではペアリングがうまくいかないという報告も散見されます。もしペアリングに失敗する場合は、充電ケースのボタンを3秒間押すことで手動ペアリングが可能です。自動チャンネル設定機能は、電波干渉を避けて安定した接続を維持するために重要ですが、本製品では詳細な設定はできません。

P2Tには範囲外警告機能は搭載されていません。そのため、録音中に送信機と受信機の距離が離れすぎると、音声が途切れる可能性があります。特に、動きながらの撮影や広い場所での使用には注意が必要です。伝送距離は最大150m（見通し距離）とされていますが、障害物がある場合は50m程度まで短縮されます。音声が途切れないように、常に適切な距離を保つように心がけましょう。

P2Tには送信機側の音量調整機能は搭載されていません。そのため、録音中に音量が大きすぎたり小さすぎたりした場合でも、送信機側で調整することはできません。音量調整は受信機に接続されたデバイス側で行う必要があります。適切な音量レベルで録音するためには、事前にテスト録音を行い、最適な音量設定を見つけておくことが重要です。

P2Tの受信機にはType-Cポートがあり、Type-C-3.5mm変換ケーブルを介してヘッドホンを接続することで、録音中の音声をリアルタイムでモニタリングできます。これにより、録音中に音声のレベルやノイズを確認し、必要に応じて調整することができます。ただし、モニタリングに使用するヘッドホンによっては、若干の遅延が発生する場合があります。遅延が気になる場合は、遅延の少ないヘッドホンを使用するか、録音後に音声を確認するようにしましょう。

P2Tにはノイズ低減チップが内蔵されており、ある程度のノイズを低減することが可能です。しかし、上位機種に比べるとノイズ低減効果は限定的です。特に、風の音や空調の音などの低周波ノイズには弱い傾向があります。よりクリアな音声を録音するためには、可能な限り静かな環境で録音するか、外部マイクを使用することを検討しましょう。また、SYNCODER同時符号化技術により、比較的安定した音声伝送を実現しています。