Razer Razer Viper V2 Pro (White Edition) RZ01-04390200-R3A1

本製品には、左右クリック、ホイールクリック、左サイドボタン2個の合計5個のプログラム可能なボタンが搭載されています。専用ソフトウェア「Razer Synapse」を使用することで、これらのボタンにゲーム内の様々なアクションやキーボード入力、マクロなどを自由に割り当てることができます。最上位製品のG502 Lightspeedは11ボタンですが、本製品はFPSなどでよく使う基本的なボタンに絞ることで、シンプルさと軽量化を実現しています。必要な機能を割り当てるには十分なボタン数です。

本製品には重量調整機能は搭載されていません。本体重量が59gと非常に軽量に設計されており、この軽さ自体が製品の大きな特長となっています。付属のウェイトを使ってマウスの重さやバランスを変更することはできません。マウスの重さを自分の好みに合わせて細かく調整したいユーザーには不向きですが、最初から超軽量なマウスを求めているユーザーにとっては、ウェイトなしでこの軽さが実現されている点がメリットとなります。

本製品にはRGB LEDライティング機能は搭載されていません。製品のロゴなども光らない、シンプルで機能に特化したデザインです。これは、バッテリー持続時間を最大限に延ばし、可能な限り本体重量を軽量化するための設計判断と考えられます。デスク周りを華やかに飾りたい、他のデバイスとライティングを同期させたいといった視覚的な要素を重視するユーザーには物足りない点ですが、機能性やバッテリー持ち、軽さを最優先するユーザーにとっては特に問題にならないでしょう。

本体裏面のボタンでDPI設定を5段階で切り替える機能は搭載されており、ソフトウェアを使わずに感度調整が可能です。ただし、ボタン割り当てなどDPI以外の詳細な設定プロファイルをマウス本体に複数保存し、ボタン操作で切り替えるオンボードプロファイル機能については、最上位製品ほど柔軟ではない可能性があります。主にPC上のRazer Synapseソフトウェアで詳細設定やプロファイル管理を行う形になります。複数のPCで同じ設定を使いたい場合などは、ソフトウェアのインストールが必要になる場合があります。

Razer独自の「HyperSpeed Wireless」技術によるワイヤレス接続に対応しています。これはRazerが開発した低遅延かつ安定性の高い無線通信技術で、有線マウスと遜色ない応答速度（レポートレート1000Hz相当と考えられます）を実現し、電波干渉にも強いとされています。ケーブルの煩わしさから解放され、広い可動域でストレスなくマウス操作が可能です。また、付属のUSB-Cケーブルによる有線接続も可能です。

本製品には、置くだけで充電できる専用の充電ドックは付属しません。充電は付属のUSB-C Speedflexケーブルをマウス本体に直接接続して行います。最上位製品のG502 Lightspeedが対応しているPOWERPLAYのようなワイヤレス充電システムにも非対応です。充電の度にケーブルを挿す手間はありますが、USB-Cポートは抜き差しが容易で、最大80時間という長いバッテリー持続時間のおかげで、頻繁に充電する必要性は低いです。