ROCCAT Kone XP Air ROC-11-446-01

本製品は、Easy-Shift[+]機能を含む合計29種類のプログラム可能なボタン設定に対応しています。物理ボタンの数自体は少ないですが、Easy-Shift[+]キーを押している間、他のボタンに割り当てた別の機能を使用できるため、実質的に多くの機能をマウス上から操作可能です。これにより、ゲーム内の複雑な操作や、日常的なPC作業でのショートカットを豊富に割り当てて効率化できます。ただし、専用ソフトウェア「Swarm」の安定性や使い勝手、プロファイルの切り替えに関する問題が一部報告されており、設定や管理に手間がかかる可能性があります。

本製品には、本体重量を調整するためのウェイト機能や付属の重りはありません。本体重量は約99gと多ボタンモデルとしては比較的軽量な部類に入ります。マウスの重さを変えて自分好みの操作感に調整したいユーザーには適しませんが、最初から軽量なマウスを求めているユーザーにとってはメリットとなります。重量調整機能がないこと以外は、ゲーミングマウスとしての基本的な操作性に影響はありません。

本製品は、AIMOライティングに対応した5つのLEDゾーンを備えています。半透明のシェルとホイールを通して鮮やかに光り、専用ソフトウェア「Swarm」で様々なカラーやエフェクトパターンにカスタマイズ可能です。他のAIMO対応製品と同期させて、より一体感のあるライティング環境を構築することもできます。視覚的なカスタマイズを楽しみたいユーザーや、デスク周りを華やかに演出したいユーザーに適しています。ただし、ライティングをオンにするとバッテリー消費が早まるため、バッテリー持続時間を重視する場合はオフにする必要があります。

本製品はオンボードメモリを搭載しており、複数の設定プロファイルをマウス本体に保存できます。これにより、使用するアプリケーションやゲームに合わせて、ボタン割り当てやDPI設定などを素早く切り替えることが可能です。専用ソフトウェア「Swarm」でプロファイルを作成・管理し、マウス本体に保存することで、ソフトウェアがインストールされていないPCでも保存した設定で使用できます。しかし、同時にアクティブにできるプロファイルが5つまでという制限や、ソフトウェアの問題によりプロファイル切り替えが不安定になるという報告があり、スムーズな運用には注意が必要です。

本製品は、ゲーミンググレードの2.4GHz Stellar Wirelessと汎用性の高いBluetoothによるデュアルワイヤレス接続に対応しています。2.4GHz接続は低遅延で安定したゲームプレイに適しており、Bluetoothは多様なデバイスとの接続や省電力での使用に便利です。ケーブルの煩わしさから解放され、デスクをすっきり保ちながら自由なマウス操作が可能です。ただし、一部ユーザーからワイヤレス接続時に若干の遅延を感じるという報告や、混雑した環境での安定性について言及が見られます。一般用途であれば問題ありませんが、競技性の高い環境では注意が必要かもしれません。

本製品には、マウスを置くだけで充電できる専用の充電ドックが付属しています。ドック自体にもRGBライティング機能を搭載しており、見た目もゲーミング環境に馴染みます。使用しない時にドックに置くだけで充電が開始されるため、ケーブルを直接マウスに挿す手間が省け、バッテリー管理が容易になります。ドックにはUSBパススルーポートもあり、ワイヤレスドングルを接続してマウスとの距離を近づけることも可能です。ただし、一部ユーザーから充電ドックの接触が悪く、適切に置かないと充電が開始されないという報告があり、充電時にはインジケーターを確認するなどの注意が必要です。