日本エイサー(Acer) スタンダードプロジェクター X1228i

本製品には自動台形補正機能は搭載されていません。手動での台形補正機能の有無についても製品情報に明確な記載はありませんが、一般的にこのクラスのプロジェクターには手動での調整機能が備わっていることが多いです。設置場所によっては映像の歪みが生じる可能性があるため、その都度手動で調整する手間が発生する可能性があります。特に、頻繁にプロジェクターの設置場所を変更する場合には、この点が考慮すべきポイントとなります。

本製品は手動フォーカス方式を採用しており、映像のピント合わせは手動で行う必要があります。プロジェクターの設置距離を変更したり、電源を入れ直したりするたびに、レンズリングを操作してピントを調整する手間が発生します。自動フォーカス機能が搭載されているモデルと比較すると、手軽さには欠けますが、一度設置してしまえば頻繁に調整する必要はありません。より精密なピント調整を求めるユーザーには適しています。

本製品は短焦点投影機能には対応していません。そのため、大画面を投影するためには、プロジェクターと投影面との間に一定の距離（最小1mから最大11.8m）を確保する必要があります。狭い部屋や限られたスペースで大画面を楽しみたい場合には、設置場所の制約が生じる可能性があります。壁から近い距離で大きな映像を映し出したい場合は、別途短焦点プロジェクターの検討をおすすめします。

3Wのモノラルスピーカーが内蔵されており、別途外部スピーカーを用意しなくても、映像と同時に音声を楽しむことができます。これにより、手軽にプロジェクターを使用したい場合や、持ち運び先で簡易的に音を出したい場合に便利です。ただし、音質や音量については、本格的なホームシアターシステムや外部オーディオ機器には及ばないため、より高品質なサウンドを求める場合は、別途スピーカーの接続を検討することをおすすめします。

ワイヤレスプロジェクターキット（UWAS、WI-FIドングル）が付属しており、Wi-Fi経由でのワイヤレス投写に対応しています。これにより、スマートフォンやタブレット、PCなどのデバイスからケーブルなしで手軽に映像を投影することが可能です。会議での資料共有や、家族や友人との写真・動画の共有など、様々なシーンで活用できます。ただし、スタッフレビューにもあるように、ドングルの接続や初期設定に慣れが必要な場合があります。

本製品にはBluetooth機能は搭載されていません。そのため、Bluetooth対応のワイヤレススピーカーやヘッドホンを直接接続して音声を出力することはできません。外部スピーカーを使用する場合は、HDMIやVGAなどの有線接続、または別途オーディオケーブルでの接続が必要となります。ワイヤレスで音声を楽しみたい場合は、Bluetoothトランスミッターなどの追加機器を検討するか、内蔵スピーカーを利用することになります。