OJOINK VR ヘッドセット OJOINK11

本製品の仕様に「物体距離：44×54mm」という記載がありますが、これが一般的な視度調整機能を示すものかは明確ではありません。視度調整機能がない場合、近視や遠視の方はメガネをかけたまま使用する必要が生じたり、レンズと眼の距離や角度を調整することで対応したりすることになります。メガネをかけたまま快適に装着できるかどうかの情報も不足しているため、メガネユーザーの方は注意が必要です。この機能がないことで、メガネなしでクリアな視界を得ることが難しくなる可能性があります。

本製品にはヘッドバンドの調整機能に関する詳細な記載がありません。スマートフォン利用型VRゴーグルには一般的に頭部に固定するためのバンドが付属し、ある程度の調整は可能であると推測されますが、細やかなフィット感を調整できるかは不明です。適切な調整ができない場合、長時間の使用で重さによる負担を感じやすくなったり、顔の形に合わずに光が漏れて没入感が損なわれたりする可能性があります。快適な装着感はVR体験の質に大きく関わるため、調整機能の有無や範囲は重要なポイントです。

本製品はスマートフォンをセットして使用するタイプであり、Bluetooth接続機能は搭載されていません。VRコンテンツの音声はスマートフォン本体から出力されるため、別途イヤホンやヘッドホンを使用する場合はスマートフォンのイヤホンジャック（または変換アダプター）を利用するか、スマートフォンのBluetooth機能を使用してワイヤレスイヤホン・ヘッドホンを接続する必要があります。本体側でBluetoothオーディオを直接受信する機能はないため、配線の煩わしさを完全に解消することはできません。

本製品には外部カメラ機能に関する記載がありません。外部カメラ機能があると、VRヘッドセットを装着したまま周囲の様子をパススルー映像として確認できるため、安全に移動したり、ヘッドセットを外さずに飲み物を取ったり、人との会話に応じたりすることが可能です。この機能がない場合、周囲を確認するには必ずヘッドセットを一度外す必要があり、VR体験の中断や、周囲の状況に気づかないことによる事故のリスクが高まります。特に、VR空間から現実世界への切り替えを頻繁に行いたい場合には不便を感じるでしょう。

本製品には本体に音量調整や再生/停止などの操作ボタンが搭載されているという記載がありません。スマートフォンをセットして使用するタイプのため、操作は原則としてスマートフォン本体を取り出して行うか、VRコンテンツやアプリ内の操作体系に依存することになります。本体側で手軽に音量を変えたり、映像を一時停止したりする操作ができないため、VR体験中に操作が必要になった際に没入感が途切れやすくなる可能性があります。よりシームレスな操作性を求める方には不向きかもしれません。

本製品には冷却ファン機能に関する記載がありません。スマートフォンをVRヘッドセットにセットして長時間使用すると、特にVRコンテンツの処理負荷が高い場合、スマートフォンの本体が熱を持つことがあります。冷却ファンがあれば、この熱を効率的に逃がし、スマートフォンのパフォーマンス低下を防いだり、熱による不快感を軽減したりすることができます。この機能がない場合、スマートフォンの熱暴走や、顔周りの温度上昇による不快感が発生する可能性があり、長時間の連続使用には注意が必要です。