HAGOOGI 電気ケトル ガラス 1L GEK-1206

このモデルには、お湯の温度を細かく設定できる機能は搭載されていません。そのため、コーヒーのドリップや赤ちゃんの粉ミルク作りなど、特定の温度が求められる用途には不向きです。しかし、お湯を沸かすという基本的な機能に特化しているため、操作は非常にシンプルで、誰でも手軽に利用できます。温度設定が不要な日常使いであれば、この機能の有無は大きな問題にはならないでしょう。

沸騰後にお湯を一定時間保温する機能は備わっていません。お湯が必要な都度、沸かし直す必要があります。そのため、一度に大量のお湯を沸かして長時間にわたって使用したい場合や、頻繁に温かいお湯が必要なシーンでは、やや不便を感じるかもしれません。しかし、必要な時にすぐに沸騰させることで、電気の無駄な消費を抑えることにも繋がります。

本体は高硼硅酸ガラス製ですが、二重構造ではありません。そのため、沸騰直後はケトル本体の表面が熱くなる可能性があります。使用中や沸騰直後に本体に触れる際は、やけどに十分注意が必要です。特に小さなお子様がいるご家庭では、手の届かない場所に設置するなどの配慮が求められます。ただし、ガラス製であるため、内部の清潔さを視覚的に確認できるという利点があります。

転倒時にお湯がこぼれるのを防ぐ給湯ロック機能は搭載されていません。万が一、ケトルが倒れてしまった場合、熱湯が周囲にこぼれ、やけどや床の損傷に繋がる可能性があります。使用中や保管時には、安定した平らな場所に置くことを心がけ、特に小さなお子様やペットがいるご家庭では、取り扱いに細心の注意を払う必要があります。

お湯が沸騰すると、本体のブルーライトが点灯して視覚的に沸騰完了を知らせてくれます。音によるお知らせ機能はありませんが、光で知らせるため、他の作業をしていても沸騰したタイミングを把握しやすいです。このブルーライトはデザイン性も兼ね備えており、湯沸かし中も視覚的に楽しむことができます。沸騰後は自動で電源がオフになるため、消し忘れの心配もありません。

蓋は完全に取り外せるタイプではありません。スタッフレビューにも「がっつり上蓋が開かない影響かで若干の水の入れにくさ」という声があるように、開口部が狭く、内部の清掃がしにくい場合があります。特に底の方に付着した水垢を完全に除去するには、柄の長いブラシなどが必要になる可能性があります。衛生的に保つためには、こまめな手入れが推奨されます。