エプソン PX-S505

PX-S505は、Wi-Fi Directに対応しており、スマートフォンやタブレットから直接ワイヤレスで印刷できます。これにより、パソコンを介さずに手軽に印刷できるため、モバイル性の高い環境での使用に便利です。例えば、スマートフォンで撮影した写真をその場で印刷したり、クラウドストレージにあるドキュメントを簡単に印刷したりできます。ただし、Wi-Fi Directを使用する際は、プリンターとデバイスを直接接続する必要があるため、インターネット接続は不要ですが、設定に若干の手間がかかる場合があります。また、Wi-Fi Directと通常のWi-Fiネットワーク接続を同時に使用することはできません。

PX-S505は自動両面印刷機能を搭載していません。そのため、両面に印刷する場合は、手動で用紙を裏返す必要があります。この機能がないため、用紙の消費量を抑えたい場合や、両面印刷を頻繁に行うユーザーにとっては不便に感じられるかもしれません。自動両面印刷機能は、ドキュメントを印刷する際に用紙を節約できるだけでなく、印刷時間を短縮する効果もあります。特にビジネスシーンでは、大量の資料を印刷する際にこの機能があると非常に便利です。手動で両面印刷を行う場合は、印刷する順番や用紙のセット方法に注意する必要があります。

PX-S505には、用紙の種類を自動で判別する機能は搭載されていません。そのため、印刷する用紙の種類（普通紙、写真用紙、ハガキなど）に合わせて、プリンタードライバーで適切な用紙設定を手動で行う必要があります。用紙設定を間違えると、印刷品質が低下したり、用紙がプリンター詰まりの原因となることがあります。特に写真印刷など、高い品質を要求される印刷を行う場合は、正しい用紙設定が重要です。用紙自動判別機能があれば、プリンターが自動的に最適な設定を行ってくれるため、初心者でも簡単に高品質な印刷ができます。

PX-S505は、インク残量検知機能を搭載しており、インクカートリッジの残量が少なくなると、プリンターの液晶画面やコンピューターに通知が表示されます。これにより、インク切れによる印刷の中断を未然に防ぐことができます。インク残量警告が表示されたら、早めに新しいインクカートリッジを用意しておくことをお勧めします。ただし、インク残量検知機能はあくまで目安であり、実際の印刷可能枚数とは異なる場合があります。また、互換インクカートリッジを使用した場合、正確にインク残量を検知できないことがあります。

PX-S505にはスキャナー機能は搭載されていません。そのため、ドキュメントをスキャンしてデジタルデータとして保存したり、コピー機能を使用したりすることはできません。スキャナー機能が必要な場合は、複合機タイプのプリンターを選択する必要があります。スキャナー機能は、紙のドキュメントを電子形式に変換したり、コピーを作成したりする際に非常に便利です。ビジネスシーンでは、スキャンしたドキュメントをメールで送信したり、クラウドストレージに保存したりすることがよくあります。

PX-S505は、自動原稿送り機能（ADF）を搭載していません。そのため、複数枚のドキュメントを連続してコピーやスキャンする場合は、1枚ずつ手動でセットする必要があります。大量のドキュメントを処理する際には、非常に手間がかかります。自動原稿送り機能があれば、複数枚のドキュメントをまとめてセットするだけで、自動的に連続コピーやスキャンを行うことができます。ビジネスシーンでは、会議資料や契約書など、大量のドキュメントをコピーする際に非常に便利です。