ASUS ROG Harpe Ace Aim Lab Edition

ASUS ROG Harpe Ace Aim Lab Editionは、左右のメインクリック、ホイールクリック、サイドボタン2つ、DPIボタンの計5つのプログラム可能なボタンを搭載しています。専用ソフトウェア「Armory Crate」を使用することで、これらのボタンにキー割り当てやマクロ、アプリケーション起動などを自由に設定できます。複雑なコマンドをマウス操作一つで実行可能になり、ゲームや作業効率の向上に役立ちます。ボタン数は一般的なゲーミングマウスとしては標準的であり、多ボタンマウスを好むユーザーには物足りないかもしれませんが、多くのゲームや用途には十分対応できるカスタマイズ性を持っています。

このマウスは、本体重量がわずか54gと非常に軽量であることが最大の特徴の一つです。重量調整機能は搭載されていません。これは、最初から徹底的に軽量化を目指した設計思想によるものです。ウェイト調整機能でマウスの重さを変えたいユーザーには向きませんが、とにかく軽いマウスを求めるユーザーにとっては、この固定された軽さが大きな利点となります。重量調整の煩わしさがなく、箱から出してすぐにその軽さを体験できます。

ASUS AURA Syncに対応しており、マウスの一部（ホイールとロゴ部分）がRGBライティングで光ります。専用ソフトウェア「Armory Crate」を使って、様々なカラーや点灯パターン、効果をカスタマイズできます。他のAURA Sync対応デバイスとライティングを同期させることも可能です。見た目のカスタマイズを楽しめるだけでなく、バッテリー残量をライティングで表示する機能もあり、実用性も兼ね備えています。ただし、ライティングを有効にするとバッテリー持続時間は短くなるため、競技性を重視する場合はオフにする選択肢もあります。

マウス本体にオンボードメモリを搭載しており、専用ソフトウェア「Armory Crate」で作成した設定プロファイル（DPI、ボタン割り当て、ライティングなど）をマウス自体に保存できます。これにより、ソフトウェアがインストールされていないPCに接続した場合でも、保存した設定を呼び出して使用することが可能です。複数のゲームやアプリケーションで異なる設定を使用する場合や、eスポーツトーナメントなどで持ち運びの際に、常に自分の慣れた環境でプレイできる利便性を提供します。プロファイルの切り替えは、特定のボタンに割り当てることで簡単に行えます。

トライモード接続に対応しており、①低遅延の2.4GHz RFワイヤレス（ROG SpeedNova技術）、②Bluetooth（最大3台のデバイスとペアリング可能）、③有線USB接続の3種類から選べます。特に2.4GHzワイヤレスは、1000Hzのポーリングレートに対応し、有線接続と遜色ない高速応答性を実現しており、ゲーミングに最適です。Bluetooth接続は、PCだけでなくタブレットやスマートフォンなど様々なデバイスでケーブルレスに使用したい場合に便利です。ゲーム中は2.4GHz、普段使いや他のデバイスとの連携ではBluetoothというように、用途に合わせて柔軟に使い分けられるのが大きな強みです。

本製品には専用の充電ドックは付属していません。充電は、付属のUSBケーブルを使用してマウス本体に直接接続して行います。一部のハイエンドワイヤレスマウスにあるような、置くだけで充電できるドックやワイヤレス充電システム（例: POWERPLAY）には対応していません。しかし、バッテリー持続時間はライティングオフ時で最大90時間と非常に長いため、頻繁な充電は必要ありません。充電が必要になったらケーブルを接続するだけで、充電しながら有線マウスとして使用することも可能です。