サンワサプライ Bluetooth会議スピーカーフォン MM-BTMSP4

本製品は「マイク指向性：全（無）指向性」と明記されており、360度全方向からの音声を均等に拾うことができます。これにより、マイクの設置場所や発言者の位置を厳密に気にすることなく、自然な形で音声を拾うことが可能です。主に1人用のWEB会議を想定しているため、発言者がマイクに向かって話す必要はありますが、周囲の音も拾いやすい特性があります。この機能は、個人利用の会議において、自由な姿勢で会話を進める上で役立ちます。

商品情報には、スピーカーから出力される音量を自動で調整する機能に関する記載がありません。そのため、発言者の声の大小や、会議相手の音量設定によっては、手動での音量調整が必要になる可能性があります。オンライン会議中に聞き取りにくいと感じた場合や、逆に音が大きすぎると感じた場合には、デバイス側で音量設定を変更する手間が発生するかもしれません。この機能がないことで、会議中の快適性が若干損なわれる可能性があります。

本製品は「自分の声以外を拾いにくく雑音を低減し」という記述があり、ある程度のノイズ低減機能は備えていると考えられます。しかし、「ノイズキャンセリング機能」という明確な名称での記載はなく、スタッフの評価では「ハウリングがひどい」という指摘もあるため、高度なノイズキャンセリング効果は期待できない可能性があります。空調音やキーボードの打鍵音など、軽微な環境音の低減には寄与するかもしれませんが、騒がしい環境での使用では、完全にノイズを排除することは難しいでしょう。

本製品の集音範囲は「約1m」と固定されており、参加人数や会議室の広さに合わせて集音範囲を調整する機能は搭載されていません。この製品は1人用のWEB会議に特化しているため、集音範囲が限定されているのは製品コンセプトに沿ったものですが、複数人での使用や、より広い範囲での集音が必要な場合には不向きです。集音範囲を柔軟に変更したいユーザーにとっては、この機能の欠如は大きな制約となるでしょう。

商品情報にはエコー（反響）を抑制する機能に関する明確な記載がありません。スタッフの評価では「音がハウリングしていた」「ハウリングがひどく」という指摘が複数見られることから、効果的なエコーキャンセリング機能は搭載されていない、またはその性能が不十分である可能性が高いです。反響の多い部屋や、スピーカーとマイクの距離が近い環境で使用すると、ハウリングが発生しやすく、会議の品質に影響を与える可能性があります。

本製品はUSB Type-Cポートを搭載しており、付属のUSBケーブルでパソコンと接続することが可能です。これにより、複雑なドライバーのインストールや設定なしに、パソコンに接続するだけで音声入出力デバイスとして認識され、すぐに会議を開始できます。Bluetooth接続が不安定な場合や、バッテリー残量が少ない場合でも、有線接続で安定した通信を確保できるため、非常に便利です。プラグアンドプレイに対応しているため、PC操作に不慣れな方でも安心して使用できます。