WORLDLIFT メカニカルスプリング内蔵 モニターアーム 機械式 縦 2画面 上下左右 デュアル ロングポール 水平可動 高さ調整 32インチ対応 耐荷重9KG MA-20PM

モニター側のVESAプレートをアーム先端のフックに引っ掛けて固定する方式を採用しています。これにより、モニター本体をアームにネジ止めする手間が省け、一人でも比較的容易にモニターを取り付けたり、位置を変えたり、一時的に取り外したりすることができます。特にモニターの交換や配置変更を頻繁に行う方にとって、この機能は非常に便利で時間の節約になります。設置時の労力を軽減する嬉しい仕様と言えます。

アーム本体やポールにケーブルを沿わせて固定するためのプラスチック製のクリップやカバーが付属しています。モニターからPCへのケーブル（映像ケーブル、電源ケーブルなど）をこれらのガイドに通すことで、デスク上やアーム周りの配線をある程度すっきりとまとめることが可能です。複数のモニターを使用する場合でも、ケーブルの絡まりやだらしなさを抑え、整理された作業スペースを保つことができます。基本的なケーブルマネジメント機能は備わっています。

モニターの傾き（チルト）や回転（ローテーション）は工具なしで手動で行えますが、アーム自体の関節の硬さ調整や、ポールへのアーム固定位置の変更には付属の六角レンチが必要です。一度最適な位置と硬さに調整すれば、日常的な角度変更はスムーズに行えます。しかし、アームの根元や中間関節の保持力を調整したい場合は、都度工具を用意する必要があります。完全なツールレスでの調整には対応していません。

クランプ式の固定方法を使用する場合、デスク天板を挟む部分には傷防止のための保護材が付属しています。これにより、モニターアームを設置する際に大切なデスクの表面に直接的な傷が付くのを防ぐことができます。グロメット式の場合も、デスクの穴との接触部分に配慮されています。ただし、クランプ式では、固定部の面積が小さめであるとの指摘もあり、長期間の使用や重いモニターの場合、天板に局所的な圧力がかかる可能性も考慮し、別途補強プレートの使用が推奨される場合があります。

アームやモニターの水平方向への回転範囲を物理的に制限するストッパー機能は搭載されていません。そのため、アームを大きく回転させる際には、周囲の壁や隣接する機器などにモニターが衝突しないよう、注意が必要です。設置場所によっては、回転角度に制限を設ける必要がある場合に不便を感じる可能性があります。意図しない過度な回転を防ぐには、手動での確認が不可欠となります。

メカニカルスプリングが内蔵されており、モニターの重さに合わせてアームの上下の動きをアシストします。これにより、モニターを軽い力で、任意の位置でスムーズに停止させることが可能です。ポールの上下にアームを取り付ける位置を変更することで大まかな高さを設定し、さらにアームの角度調整とこの垂直昇降機能を使って微調整が行えます。座ったり立ったりといった作業姿勢の変化に合わせて、簡単にモニターの高さを変更できるため、快適な視環境を維持できます。