TONGVEO 10倍光学ズーム HDMI USB PTZ会議室カメラ

本製品には、人物の顔を自動で認識し、常に画面の中央に捉える自動フレーミング機能は搭載されていません。PTZ（パン・チルト・ズーム）機能はリモコンや外部コントローラーによって手動で操作するか、事前に設定したプリセット位置に移動させる形になります。そのため、会議中に話者が移動した場合や、複数の参加者がいる場合に、自動で最適な構図を維持することはできません。常に最適なアングルを保つためには、オペレーターによる手動操作が必要です。

本製品には、映像の背景を自動でぼかす機能は搭載されていません。この機能は主にソフトウェア処理によって実現されることが多く、本製品はハードウェアとしてのカメラ機能に特化しています。背景をぼかしたい場合は、ZoomやSkypeなどのビデオ会議ソフトウェア側で提供される背景ぼかし機能を利用するか、物理的に背景を整える必要があります。カメラ単体でプロフェッショナルな背景効果を得ることはできません。

本製品は、周囲の明るさに合わせて映像の明るさを自動で調整する自動露出調整機能を備えています。これにより、会議室の照明条件が変化しても、常に適切な明るさで映像を映し出すことが可能です。また、リモコンのメニューから画像パラメータを設定できるため、必要に応じて手動で露出を微調整することもできます。これにより、暗い場所や明るすぎる場所でも、参加者の顔がクリアに映り、視認性の高い映像を提供します。

本製品にはマイクが内蔵されておらず、したがってノイズキャンセリング機能も搭載されていません。音声入力が必要な場合は、別途外部マイクを用意する必要があります。外部マイクを使用する際には、そのマイク自体がノイズキャンセリング機能を備えているかを確認することが重要です。カメラ単体では周囲の雑音を低減してクリアな音声を届けることはできないため、音声品質を重視する場合は、適切な外部マイクの選定が不可欠です。

本製品には、レンズを物理的に覆い隠すプライバシーシャッター機能は搭載されていません。使用しない時やプライバシーを保護したい場合は、レンズキャップを取り付けるか、カメラの電源を切るなどの対応が必要です。物理的なシャッターがないため、意図しない映像の配信を防ぐためには、運用上の注意が必要となります。セキュリティやプライバシーを重視するユーザーは、この点を考慮に入れるべきです。

本製品は、リモコンのメニューを通じて映像の色味やホワイトバランス、露出などの画像パラメータを細かく調整できる機能を備えています。これにより、設置環境の照明条件や好みに合わせて映像を最適化することが可能です。例えば、特定の照明下で色味が不自然になる場合でも、手動でホワイトバランスを調整することで、より自然な色合いの映像を実現できます。これにより、プロフェッショナルな映像品質を追求するユーザーにとって、柔軟な設定が可能です。