8Bitdo M30 Bluetoothゲーミングコントローラー

このコントローラーには背面ボタンは搭載されていません。そのため、コントローラー背面にボタンを追加して、ジャンプや攻撃などの操作を割り当てる機能は利用できません。背面ボタンは、親指をスティックから離さずに素早く操作を行いたい場合に非常に便利ですが、この製品ではそういった高度なカスタマイズはできません。ゲームプレイにおいて、より複雑な操作を効率化したい場合や、ボタン配置を自分好みに最適化したい場合は、背面ボタン搭載モデルを検討する必要があります。この製品は、シンプルな操作性を重視した設計と言えます。

マクロ設定機能は搭載されていません。これは、複数のボタン操作やスティック入力を記録して、一つのボタンを押すだけで一連の動作を自動実行する機能のことです。RPGでのレベル上げ作業の自動化や、格闘ゲームでの複雑なコンボの入力補助などに役ますが、このコントローラーではこれらの機能は利用できません。そのため、ゲームプレイの効率化や、煩雑な操作の簡略化といった目的でマクロ機能を利用したいユーザーには不向きです。手動での操作が基本となりますので、ご注意ください。

ボタンリマップ機能は搭載されていません。これは、コントローラーの各ボタンに割り当てられている機能を、ユーザーが自由に別のボタンに再割り当てできる機能のことです。例えば、押しにくいボタンの機能を使いやすいボタンに移動させたり、ゲームに合わせてボタン配置を最適化したりすることが可能になりますが、このコントローラーではそのようなカスタマイズはできません。標準のボタン配置でゲームをプレイする必要があります。そのため、自分だけの操作しやすいボタン配置を作りたいと考えているユーザーには、この製品は適していません。シンプルな操作性を求める方には問題ないでしょう。

このコントローラーには、ゲーム内の出来事に連動して手に振動が伝わる機能自体が搭載されていないため、振動強度を調整する機能もありません。振動機能は、ゲームへの没入感を高める重要な要素ですが、この製品ではその恩恵を受けることができません。そのため、アクションゲームやレースゲームなどで、爆発や衝撃といったフィードバックを振動で感じたいユーザーには物足りないでしょう。ただし、振動による疲労を感じやすい方や、静かな環境でプレイしたい方にとっては、むしろ好都合かもしれません。ゲームの臨場感を重視する場合は、振動機能搭載モデルを検討することをおすすめします。

このコントローラーには、ヘッドホンジャックが搭載されていません。そのため、コントローラー本体に直接ヘッドホンやイヤホンを接続して、ゲームの音声を聞くことはできません。ゲームの音声は、接続しているゲーム機本体（例：Nintendo Switch 2本体）や、テレビ、モニターなどから出力する必要があります。オンラインプレイでボイスチャットを使用したい場合も、コントローラーにマイク付きヘッドセットを接続することはできません。音声を直接コントローラーから出力したい場合は、別途ワイヤレスヘッドセットを使用するか、ゲーム機本体の音声出力端子を利用する必要があります。