オーム(OHM) AudioComm ラジオ RAD-P200S-S

本製品はAM放送とFM放送の両方を受信できます。さらに、ワイドFM（FM補完放送）にも対応しているため、都市部のビル陰や山間部など、AM放送の電波が届きにくい場所でも、FMの周波数を使ってAM番組を聴くことが可能です。これにより、災害時などAM放送が受信しづらい状況でも、情報収集の手段として役立ちます。幅広い周波数帯に対応しているため、様々なラジオ局の番組を楽しめます。

本製品には自動で放送局を探す自動選局機能は搭載されていません。聴きたい放送局の周波数は、手動でチューニングする必要があります。デジタルチューナーではありますが、周波数を合わせる操作はアナログ的なダイヤル式に近いものと予想されます。初めてラジオを使う方や、多くの放送局を頻繁に切り替える方にとっては、自動選局機能がない点がやや不便に感じられるかもしれません。

よく聴く放送局の周波数を登録しておき、ボタン一つで呼び出せるプリセット機能は搭載されていません。聴きたい放送局を聴くたびに、手動で周波数を合わせる必要があります。お気に入りの番組をすぐに聴きたい場合や、複数の放送局を頻繁に切り替える使い方をする場合には、手間がかかる可能性があります。シンプルな操作性を重視するユーザー向けと言えます。

本製品にはイヤホン端子が搭載されており、付属の両耳イヤホンや市販のイヤホン・ヘッドホンを接続してラジオを聴くことができます。これにより、周囲に音漏れを気にすることなく、自分だけの空間でラジオを楽しめます。特に公共の場所や深夜など、音を出しにくい環境での使用に便利です。付属のイヤホンはFMアンテナとしても機能します。

ラジオの音量を調整する機能は搭載されています。周囲の環境や個人の好みに合わせて、適切な音量でラジオを聴くことができます。音量調節の方式（ダイヤル式かボタン式かなど）に関する詳細な記載はありませんが、一般的なラジオと同様にスムーズな音量調整が可能であると考えられます。静かな場所での使用や、騒がしい場所での使用など、様々な状況に対応できます。

本体にモノラルスピーカーが内蔵されており、イヤホンを接続せずにラジオの音声を出力できます。これにより、複数人で一緒にラジオを聴いたり、作業をしながらラジオを聴いたりすることが可能です。キッチンやリビングなど、場所を選ばずに気軽にラジオを楽しめます。ただし、出力はモノラルであり、音質や音量については本体サイズ相応となります。