Felicross PicoCube 300plus

自動台形補正機能を搭載しており、垂直方向の歪みを自動で補正します。これにより、プロジェクターを正面に設置できない場合でも、比較的簡単に画面の歪みを補正できます。ただし、上位機種のような4点補正には対応していないため、より細かな調整が必要な場合は手動での調整が必要です。自動調整はあくまで補助的な機能と捉え、必要に応じて手動調整を併用することで、より最適な映像表示が可能になります。

この機種には自動フォーカス機能は搭載されていません。ピント調整は手動で行う必要があります。手動でのピント調整は、設置場所や投影距離が変わるたびに調整が必要になるため、自動フォーカス機能と比較すると手間がかかります。頻繁に設置場所を変える場合は、やや不便に感じるかもしれません。しかし、丁寧に調整することで、クリアな映像を楽しむことができます。

短焦点投影機能は搭載されていません。プロジェクターと投影面との間に、ある程度の距離が必要になります。そのため、狭い部屋で使用する場合は、画面サイズが制限される可能性があります。購入前に、部屋の広さと投影距離を確認し、適切な画面サイズで投影できるかを確認することが重要です。短焦点モデルと比較すると、設置場所の自由度はやや低いと言えます。

5Wのスピーカーが内蔵されており、プロジェクター単体で音声を出力できます。外部スピーカーを接続しなくても、手軽に映像と音声を楽しめるのは便利です。ただし、音質はそれほど高くはなく、映画鑑賞などで臨場感を求める場合は、外部スピーカーやヘッドホンの使用をおすすめします。内蔵スピーカーは、あくまで手軽に音声を楽しみたい場合に適しています。

Wi-Fiによるワイヤレス接続に対応しており、スマートフォンやタブレットなどのデバイスと簡単に接続できます。ケーブル接続の手間を省き、手軽にコンテンツを投影できます。ただし、ミラーリング機能は著作権保護されたコンテンツには対応していない場合があります。また、Wi-Fi環境によっては、映像が途切れるなどの不具合が発生する可能性もあります。

Bluetooth5.0に対応しており、ワイヤレスイヤホンやスピーカーと接続できます。周囲に音を気にせず映画鑑賞を楽しんだり、より迫力のあるサウンドでゲームをプレイしたりできます。ただし、HDMI接続時は外部スピーカーとのBluetooth接続はできません。また、Bluetoothのバージョンによっては、接続が不安定になる場合もあります。