Kensington Pro Fit🄬 Ergo TB550 ワイヤレストラックボール K72196JP

本製品は底面にDPIボタンを搭載しており、400DPI、800DPI、1200DPI、1600DPIの4段階でカーソル速度を調整できます。これにより、ウェブブラウジングのような一般的な操作から、画像編集やCAD作業のような精密なカーソル移動が必要な場面まで、用途に応じて最適な速度に切り替えることが可能です。DPI（Dots Per Inch）は、トラックボールを動かした際にカーソルが画面上でどれだけ移動するかを示す指標であり、数値が高いほどカーソルは速く動きます。この機能は、ユーザーが自身の操作習慣や画面解像度に合わせて、より快適で効率的な作業環境を構築するために非常に役立ちます。

本製品はDPIボタンによるカーソル速度調整機能を通じて、実質的に感度調整が可能です。DPI設定を変更することで、トラックボールの動きに対するカーソルの反応速度を細かく調整できます。例えば、より繊細な作業を行う際にはDPIを低く設定し、広範囲を素早く移動したい場合にはDPIを高く設定すると良いでしょう。この機能は、ユーザーが自身の操作スタイルや作業内容に合わせて、トラックボールの感度を最適化することを可能にします。これにより、より精密な操作が求められるデザイン作業や、素早い移動が必要な一般的なオフィス作業など、様々なシーンで快適な操作感を実現できます。

本製品は商品情報に「機能ボタン9個」と記載されており、左右クリックボタンに加えて、スクロールホイールやその他のボタンが搭載されています。これらのボタンの一部は、専用ソフトウェア「KensingtonWorks」を使用することで、ユーザーの好みに合わせて機能を割り当てることが可能です。例えば、ウェブページの「進む」「戻る」や、コピー＆ペーストなどのショートカット機能を割り当てることで、作業効率を向上させることができます。ただし、スタッフレビューでは、実際にカスタマイズ可能なボタンは実質2～4個程度と報告されており、非常に多くの機能を割り当てたいユーザーにとっては、そのカスタマイズ性が限定的である点に注意が必要です。

本製品はBluetooth Low Energyと2.4GHzワイヤレス（USBレシーバー）のデュアル接続に対応しており、複数のデバイスとの接続を切り替えることが可能です。これにより、例えばデスクトップPCとノートPC、あるいはPCとタブレットなど、異なるデバイス間でトラックボールを共有して使用する際に、ケーブルを抜き差しする手間なくスムーズに切り替えることができます。スタッフレビューでも、接続先の切り替えが容易である点が評価されており、複数の作業環境を持つユーザーにとって非常に便利な機能です。ただし、切り替えボタンが本体底面にあるため、頻繁に切り替える場合は操作に慣れが必要かもしれません。

本製品の商品情報には、電池残量表示機能に関する具体的な記載がありません。一般的に、電池残量表示機能はLEDランプの点灯や専用ソフトウェア上での表示によって、バッテリーの残量をユーザーに知らせるものです。この機能がない場合、突然の電池切れによって作業が中断されるリスクがあります。本製品は充電式リチウムイオン電池を搭載し、約4ヶ月の連続使用が可能とされていますが、電池残量を視覚的に確認できないため、定期的な充電を習慣づけるか、予期せぬ電池切れに備えておくことが推奨されます。

本製品はKensington独自の特許取得済みボール取り出しボタンを搭載しており、トラックボールを非常に簡単に取り外すことができます。トラックボールは使用していると内部にホコリやゴミが溜まりやすく、これが操作感の低下や不具合の原因となることがあります。このボール取り出し機能があれば、特別な工具を使うことなく、手軽にボールを取り出して内部を清掃することが可能です。定期的なメンテナンスを行うことで、トラックボールの滑らかな操作感を維持し、製品の寿命を延ばすことにも繋がります。清潔な状態を保つことは、精密なカーソル操作を維持する上で非常に重要です。