JAPANNEXT JN-IPS3150WQHDR

このモニターの純正スタンドには、残念ながら高さ調整機能が搭載されていません。そのため、自分の身長やデスクの高さに合わせて画面の位置を細かく調整することができません。長時間の作業で首や肩への負担を軽減するためには、別途モニターアームなどを購入し、VESAマウント（100x100mm）を利用して取り付けることを強く推奨します。これにより、最適な視聴環境を構築できます。

本製品は31.5インチのIPSパネルを採用しており、画面サイズと形状から、ピボット回転機能（画面を縦向きにすること）は搭載されていません。そのため、縦長のウェブサイトの閲覧やプログラミングコードの確認など、画面を縦向きにして作業したい場合には不向きです。横向きでの使用に限定されるため、用途によっては注意が必要です。

長時間のPC作業による目の疲れや、睡眠への影響が懸念されるブルーライトを軽減する機能が搭載されています。この機能を使うことで、画面から発せられるブルーライトの量を抑え、目の負担を和らげることができます。設定メニューからオン/オフの切り替えや、ブルーライトの低減レベルを調整することも可能です。健康的なデジタルライフを送るために役立つ機能と言えます。

フリッカーフリー機能とは、モニターのバックライトのちらつき（フリッカー）を抑える技術のことです。この機能がないと、画面が目に見えない速さで点滅しており、長時間の使用で目の疲れや頭痛の原因となることがあります。本製品はこのフリッカーフリーに対応しているため、画面表示が安定し、目の負担を軽減しながら快適に作業やゲームを楽しむことができます。目に優しい設計と言えるでしょう。

HDR（ハイダイナミックレンジ）に対応していることで、従来のSDR（スタンダードダイナミックレンジ）よりも広い範囲の明るさとコントラストで映像を表示できます。これにより、暗いシーンではより深い黒を、明るいシーンではより鮮やかな白を表現し、映像に奥行きと臨場感をもたらします。映画や対応ゲームをよりリアルに楽しむための重要な機能です。ただし、その効果はモニターのピーク輝度などにも依存します。

このモニターには、USBハブ機能は搭載されていません。そのため、USBメモリやキーボード、マウスなどのUSB機器を接続したい場合は、PC本体のUSBポートを利用するか、別途USBハブを接続する必要があります。USB-Cポートも搭載されていないため、ケーブル1本で映像出力とデータ転送を同時に行うといった便利な使い方はできません。周辺機器の接続が多い場合は、少し不便に感じるかもしれません。

本製品は、複数の映像入力を同時に表示できる画面分割機能（PIP/PBP）に対応していると考えられます。これにより、例えばPCで作業しながら、別の入力ソース（ゲーム機など）の映像を画面の一部に表示させるといった使い方が可能です。マルチタスク作業の効率化や、複数のデバイスを同時に確認したい場合に非常に便利です。具体的な機能の有無や詳細な設定方法については、製品マニュアルをご確認ください。