東芝(TOSHIBA) スチームオーブンレンジ 石窯ドーム 26L ER-YD70(W)

本製品は重量センサー機能を搭載していません。食品の温度を検知するために赤外線センサーと温度センサーを使用しています。重量センサーは食品の重さを測って自動で加熱時間を調整するのに役立ちますが、本製品ではセンサーで庫内温度や食品表面温度などを検知し、加熱出力を調節することでムラを抑えたあたためを実現しています。そのため、重量センサーがなくても日常的な温めは問題なく行えますが、より高度な自動調理を求める場合は温度センサーや赤外線センサーでの検知精度やメニューの種類に依存します。

解凍機能を搭載しており、冷凍した食材を適切に解凍することができます。温度センサーと赤外線センサーで食品の状態を検知しながら加熱をコントロールするため、解凍ムラや一部だけ加熱されすぎてしまうといった事態を抑える効果が期待できます。特に肉や魚などの冷凍食品を調理する際に便利で、解凍後のドリップを減らし、食材の品質を保つのに役立ちます。手動での解凍時間設定も可能ですが、自動解凍機能を使うことでより手軽に適切な解凍が行えます。

スチームを使った庫内の自動洗浄などの「自動お手入れ機能」は搭載されていません。しかし、庫内壁面には汚れがつきにくく脱臭効果もある遠赤・脱臭ブラックコートが採用されており、庫内もフラット構造なので、手動での拭き掃除は比較的簡単に行えます。角皿スチーム機能を使って、庫内に蒸気を充満させた後に拭き掃除をすることで、汚れを浮かせやすくなり、より効率的に清掃できます。日々のこまめな手入れが、庫内を清潔に保つ上で重要になります。

ファンを使って庫内の熱風を循環させる本格的なコンベクション機能は搭載されていません。オーブン加熱は主に上下ヒーターによる方式となります。コンベクション機能は熱を庫内全体に均一に行き渡らせることで、焼きムラを抑えたり、複数段での同時調理を可能にしますが、本製品は1段調理が基本となります。そのため、大量のクッキーやパンを一度に焼く場合や、均一な焼き色にこだわる場合は、コンベクション機能付きのモデルと比較検討することをお勧めします。基本的なオーブン調理は可能です。