ONEXGPU ONEXGPU ポータブルeGPU 国内正規版（AMD Radeon X7600/8GB DDR6/NVMeスロット/300W ）

Thunderbolt 3/4またはUSB4接続時、互換性のあるノートPCに対して最大100WのPower Delivery（PD）による給電に対応しています。これにより、本製品とPCをケーブル一本で接続するだけで、グラフィック性能を向上させつつPC本体を充電できます。デスク周りの配線をシンプルにでき、長時間のゲームプレイやクリエイティブ作業中にPCのバッテリー切れを心配する必要がなくなります。ただし、スタッフレビューでは発熱による不安定さが指摘されており、高負荷時のPD給電が安定しない可能性も示唆されています。

4つのUSB Type-Aポートと1つのUSB Type-Cポートを搭載しており、マウス、キーボード、外付けストレージ、Webカメラなど、様々なUSB周辺機器を接続できます。また、内部にはNVMe SSDスロットがあり、ストレージ容量の拡張も可能です。これらのポートやスロットにより、本製品を単なるeGPUとしてだけでなく、拡張ドックとしても活用できます。ノートPC本体の限られたポートを有効活用し、より多くの機器を接続したい場合に便利です。Ethernetポートの有無は不明です。

本製品はAMD Radeon RX 7600M XTグラフィックスを内蔵しており、デスクトップ用グラフィックカードを自由に選んで交換できるeGPUエンクロージャーとは異なります。内蔵されたGPUの性能で動作が固定されるため、ユーザー自身でGPUをアップグレードすることはできません。将来的に内蔵GPUの性能が不足した場合や、特定のGPUを使いたい場合は、本製品ごと買い替える必要があります。GPU換装による柔軟なアップグレードを期待するユーザーには不向きです。

2つのDisplayPortと1つのHDMIポートを搭載しており、最大で4画面への同時出力に対応しています（製品情報のType-Cステーション機能の説明より）。これにより、ノートPC単体の画面やポート数に制限されず、複数の高解像度モニターを接続して作業領域を拡張したり、より没入感のあるゲーミング環境を構築したりすることが可能です。動画編集やデザインなどのクリエイティブワーク、マルチタスク作業において、外部ディスプレイ接続機能は作業効率を大きく向上させます。

製品情報やスタッフレビューにおいて、静音性に関する具体的な言及はありません。スタッフレビューでは高負荷時に本体が非常に熱くなるという報告があり、冷却ファンの動作音が大きくなる可能性が推測されます。高性能なGPUを搭載しているため、ある程度の動作音は発生するものと考えられます。特に静かな環境での使用を重視する場合や、ファンノイズが気になるユーザーにとっては注意が必要かもしれません。静音設計を謳っている製品と比較すると、この点は劣る可能性があります。

製品の画像や説明文には、イルミネーション機能に関する記載は見当たりません。筐体にRGB LEDなどが搭載されており、発光パターンや色をカスタマイズできるような機能は無いと考えられます。Razer Core X Chromaのようなイルミネーション機能を備えたeGPUと比較すると、外観の装飾性やゲーミングらしい雰囲気の演出といった点ではシンプルになります。見た目にもこだわりたいユーザーにとっては、この機能がないことは選択肢の一つとなる可能性があります。