ウエスタンデジタル(Western Digital) WD Red SA500 4TB NAS SATA SSD 2.5インチ WDS400T2R0A

SSDコントローラーにAES 256ビットハードウェア暗号化機能を内蔵していると考えられます。対応するOSやBIOS設定を行うことで、保存されるデータを自動的に暗号化し、不正なアクセスから保護できます。ドライブ自体を紛失したり盗まれたりした場合でも、データ漏洩のリスクを低減するのに役立ちます。重要なデータ保護に貢献する機能です。

SATA規格で定められているDevSleep（Device Sleep）モードなど、アイドル状態において消費電力を大幅に削減する機能をサポートしています。NASシステムやデスクトップPCで常時電源が入っている環境でも、データアクセスがない待機時には電力消費を抑えることができます。これにより、省エネルギーに貢献し、電気代の節約にもつながります。

SSDはハードディスクドライブのような可動部品を持たないため、動作中の振動や衝撃に対して非常に強い耐性があります。NAS筐体内の振動や、設置場所による軽い揺れなどがあっても、データの読み書きに影響が出にくく、安定した運用が可能です。これにより、さまざまな設置環境で安心して使用できます。

本製品はエンタープライズ向けSSDに見られるような、予期せぬ電源断が発生した場合に書き込み中のデータを完全に保護するための専用ハードウェア（コンデンサなど）は搭載していません。そのため、電源が突然失われた場合、その瞬間に書き込み中だったデータが失われる可能性があります。ファイルシステム全体の破損リスクは低いですが、重要なデータの書き込み時には電源の安定にご注意ください。

ドライブ内部の温度を監視しており、温度が一定のしきい値を超えた場合にパフォーマンスを意図的に抑制するサーマルスロットリング機能を搭載しています。これにより、高温による部品の劣化や故障を防ぎ、ドライブの寿命を保護します。NAS筐体内の通気性が悪い場合などでも、安定した動作を保つための重要な安全機能です。