AIRROBO AIRROBO P30

P30はマッピング機能を搭載していますが、高度なSLAM技術などは搭載されておらず、シンプルなマッピングとなります。部屋全体を詳細に把握するというよりは、おおまかな位置を把握して効率的に掃除を行うことを目的としています。より高度なマッピングを求める場合は、上位機種の検討をおすすめします。マッピングデータは履歴として残らないため、清掃後に部屋の状況を確認することはできません。

スマホ連携により、外出先からの操作やスケジュール設定が可能です。アプリのインターフェースは直感的で使いやすく、清掃モードの変更や吸引力、給水量の調整も簡単に行えます。ただし、リアルタイムでの清掃状況の確認や、詳細な設定はできません。また、アプリのアップデート頻度は高くないため、最新機能への対応は遅れる場合があります。

P30は段差乗り越え機能を搭載しており、8cm程度の段差を乗り越えることができます。これにより、ラグやカーペットなどの段差もスムーズに乗り越え、部屋全体を掃除することができます。ただし、乗り越え可能な段差の高さには限界があるため、事前に確認が必要です。また、段差を乗り越える際に大きな音が発生する場合があります。

進入禁止エリア設定機能はありません。物理的な境界線を設けることで、進入を防ぐ必要があります。磁気テープや、市販の進入禁止グッズなどを活用することで、特定のエリアへの侵入を防ぐことができます。アプリで進入禁止エリアを設定できる機種に比べると、手間がかかります。

掃除が完了すると、自動的に充電ステーションに戻り充電を開始します。バッテリー残量が少なくなると自動で充電ステーションに戻るため、充電切れの心配はありません。充電ステーションの場所は固定する必要があり、移動させると正常に動作しない場合があります。充電時間は約3時間です。

自動ゴミ収集機能は搭載されていません。ダストボックスが満杯になると、手動でゴミを捨てる必要があります。ダストボックスの容量は0.4Lであり、こまめなゴミ捨てが必要です。ゴミ捨ての頻度を減らしたい場合は、自動ゴミ収集機能付きの機種を検討することをおすすめします。