YaizK Bluetooth 5.4 トランスミッター C28

本製品には複数のBluetooth機器へ同時に音声データを送信する機能（マルチポイント接続）に関する記載がありません。一般的に、この機能は一つの音源を複数のBluetoothヘッドホンやスピーカーで同時に共有したい場合に便利です。例えば、テレビの音声を家族や友人と一緒にワイヤレスイヤホンで聞くといった用途には、この機能が必要となります。本製品は一台のBluetooth機器との接続を想定している可能性が高いため、複数人での同時利用を考えている場合は、この点に注意が必要です。

本製品が高音質コーデック（aptX、AAC、aptX HDなど）に対応しているかどうかの記載はありません。Bluetoothオーディオトランスミッターにおいて、対応コーデックは音質に直結する重要な要素です。SBCは基本的なコーデックですが、AACやaptXに対応することで、よりクリアで豊かなサウンドを楽しむことができます。特に、高音質のヘッドホンやスピーカーを使用している場合、トランスミッター側が高音質コーデックに対応していないと、その性能を十分に引き出せない可能性があります。音質にこだわりがある場合は、対応コーデックの確認が不可欠です。

本製品は最新のBluetooth 5.4+EDRを搭載しており、これにより信号強度が向上し、安定した接続が期待できます。Bluetooth 5.4は、従来のバージョンと比較して通信の安定性や効率が改善されており、音途切れやノイズの発生を抑制する効果があります。ただし、電波の到達距離は10m-15m（障害物なし）とされており、広範囲での使用や壁などの障害物が多い環境では、接続が不安定になる可能性も考慮する必要があります。一般的な家庭内での使用であれば、十分な安定性を提供するでしょう。

本製品の入力端子は3.5mmイヤホンジャック（AUX）のみです。最上位製品に見られる光デジタル端子やRCA端子といった、より多様なオーディオ機器に対応する入力端子は搭載していません。これにより、光デジタル出力しかないテレビや、RCA接続を必要とする一部のオーディオ機器とは直接接続できません。汎用性の高いAUX接続のみに特化しているため、接続したい機器の出力端子がAUXであるか、または別途変換ケーブルが必要となるかを事前に確認することが重要です。

本製品は内蔵バッテリーを搭載しているだけでなく、「充電しながら使用可」と明記されており、USBバスパワーでの動作に対応しています。これにより、バッテリー残量を気にすることなく、長時間の使用が可能です。例えば、テレビに常時接続して使用する場合や、車内でシガーソケットUSB充電器から給電しながら使用する場合など、コンセントやUSBポートが近くにあれば、バッテリー切れの心配なく利用できます。この機能は、特に据え置きでの使用や、移動中の充電環境が確保できるシーンで非常に便利です。

本製品はBluetooth 5.4+EDRという最新のBluetoothバージョンに対応しています。Bluetooth 5.0以降のバージョンは、従来のバージョンと比較して、通信速度の向上、通信範囲の拡大、そして省電力性能の改善が図られています。これにより、より安定したワイヤレス接続と、バッテリー駆動時間の延長に貢献します。また、最新バージョンに対応していることで、将来的に登場する新しいBluetoothデバイスとの互換性も高く、長く安心して使用できるというメリットがあります。