ダイト 紙幣計数機 DN-560

本製品の仕様には異金種検知機能に関する記載がありません。そのため、計数中に異なる金種の紙幣が混入しても自動で検知し、警告する機能は搭載されていないと考えられます。この機能がない場合、計数前に手作業で金種を仕分ける必要があり、作業の手間が増える可能性があります。特に、複数の金種を頻繁に扱う業務では、計数ミスや仕分けミスのリスクが高まるため注意が必要です。

「2024年度発行新紙幣対応」と明記されていることから、新紙幣のセキュリティ機能に対応した何らかの偽札検知機能は搭載されていると判断できます。しかし、紫外線（UV）、磁気（MG）、赤外線（IR）といった具体的な検知方式や、多重検知の有無については記載がありません。そのため、最上位機種のような高度な多重検知による高いセキュリティレベルは期待できない可能性がありますが、基本的な真贋判定は行えると考えられます。

本製品はバッチカウント機能を搭載しており、任意の指定枚数（1～999枚）で計数を停止させることができます。この機能は、紙幣を一定の枚数ごとに束ねる作業を効率化する上で非常に便利です。例えば、レジの釣銭準備や銀行への入金準備など、決まった枚数で紙幣を整理する際に手作業での数え間違いを防ぎ、作業時間を大幅に短縮することが可能です。

本製品には加算カウント機能が搭載されており、複数回に分けて計数した紙幣の合計枚数を自動的に累積して表示します。一度にホッパーにセットしきれない大量の紙幣を計数する場合や、複数のレジから集められた現金をまとめて集計する際に非常に役立ちます。手動での合計計算ミスを防ぎ、閉店時の売上集計や業務終了時の最終確認作業を正確かつ効率的に行えます。

本製品の仕様には金額計算機能に関する記載がありません。この機能がないため、計数された各金種の枚数から合計金額を自動で算出・表示することはできません。ユーザーは計数結果を見て、金種ごとの枚数を手動で計算し、さらに合計金額を算出する必要があります。日々の売上集計などで合計金額を素早く把握したい場合には、この機能の有無が作業効率に大きく影響します。