MDD MAXDIGITALDATA 12TB 7,200RPM 256MB キャッシュ SAS 12.0Gb/s 3.5インチ 内蔵エンタープライズハードドライブ (MDD12TSAS25672E)

商品情報にSMR（瓦記録）方式に関する記載はありません。エンタープライズ向けHDDでは、安定した書き込み性能が求められるため、CMR（従来型磁気記録）方式が採用されることが多いですが、本製品がどちらの方式を採用しているかは不明です。SMR方式は記録密度を高めることで大容量化を実現しますが、頻繁な書き換えが発生する環境では性能が低下する可能性があります。特にRAID環境でのリビルド時に性能影響が出ることが懸念されます。

本製品は「内蔵エンタープライズハードドライブ」と明記されており、24時間365日の動作向けに設計されています。MTBF 2.0m時間、AFR 0.44%という高い信頼性指標も示されており、RAIDシステム、NASネットワークストレージ、データセンターストレージ、サーバーといったニアライン用途に最適なモデルです。長時間の連続稼働や高いデータ可用性が求められる環境での使用に適しています。

商品情報に振動補正機能に関する具体的な記載はありません。エンタープライズ向けHDDでは、複数のドライブが密集する環境での安定稼働のために振動補正機能が搭載されることが一般的ですが、本製品にその機能があるかは不明です。振動補正機能がない場合、多段構成のサーバーラックやNAS環境では、隣接するドライブの振動が性能や信頼性に影響を与える可能性があります。

本製品はMTBF（平均故障間隔）が2.0m時間（200万時間）と明記されており、これはエンタープライズクラスのHDDとして非常に高い信頼性を示しています。AFR（年間故障率）も0.44%と低く、24時間365日の連続稼働を前提とした設計であることから、長期間にわたる安定したデータ運用が期待できる高信頼性モデルと言えます。データセンターや重要なシステムでの利用に適しています。

本製品は256MBのキャッシュを搭載しています。これはHDDとしては大容量の部類に入り、頻繁にアクセスされるデータの読み書き性能を向上させる効果が期待できます。特にランダムアクセス性能や、一時的なデータバッファリングにおいて有利に働き、RAIDシステムやサーバー環境での全体的なパフォーマンス向上に貢献します。高度な書き込みキャッシングによりパフォーマンスが20%向上するとも記載されています。

商品簡易情報に「特徴ハードウェア暗号化」と明記されており、データ暗号化機能が搭載されていることが確認できます。これにより、HDDに保存されたデータが不正アクセスや盗難、紛失から保護され、情報漏洩のリスクを低減できます。特に機密性の高いデータを扱う企業やデータセンターにおいて、セキュリティ面で重要な機能となります。