HIKSEMI M.2 SSD 外付けケース M.2 NVME/PCIE専用

本製品は工具を一切使用せずにSSDをケースに取り付けることが可能です。カバーをスライドして外し、コネクタにSSDを差し込んで付属のゴムキャップで固定し、再びカバーを閉めるだけの簡単な手順です。これにより、ドライバーなどの工具を用意する必要がなく、パソコンの扱いに不慣れな方でも手軽にM.2 SSDを外付けストレージとして利用開始できます。SSDの交換やメンテナンスも容易に行えるため、複数のSSDを使い分けたい場合にも便利です。

本製品は本体に熱伝導率の高いアルミニウム素材を採用しており、SSDの発熱を効率的に外部へ逃がす設計になっています。また、本体表面には放熱面積を増やすためのデザインが施されています。さらに、SSDとケースの間には熱を伝えやすくするためのサーマルパッドが付属しており、ケース全体でSSDの温度上昇を抑制する工夫がされています。これにより、長時間のデータ転送や負荷の高い作業時でもSSDのサーパフォーマンス低下や不安定動作を抑え、安定したデータアクセスを可能にしています。

本製品には、ケースの電源状態やSSDへのアクセス状況を示すLEDインジケーターは搭載されていません。SSDが正常に認識されているか、現在データの読み書きが行われているかといった動作状態は、PCの画面上で確認する必要があります。視覚的にケースの状態を把握したいユーザーにとっては不便に感じる可能性がありますが、機能が必要なければ問題なく使用できます。シンプルなデザインを好む方には適しているかもしれません。

本製品はPCの電源に連動して自動的に電源がオン/オフになる機能は搭載していません。ただし、10分間アクセスがない場合に自動でSSDをスリープ状態にするスマート睡眠技術をサポートしています。これにより、不要な電力消費を抑え、SSDの寿命を延ばす効果が期待できます。完全にPCの電源と連動するわけではないため、手動での抜き差しが必要な場面はありますが、アイドル時の省エネ機能は備わっています。

本製品は、本体サイズが112.5mm×39.5mm×12.5mmとコンパクトで軽量な設計になっており、バッグやポケットに入れて手軽に持ち運ぶことが可能です。アルミニウム製筐体もある程度の耐久性を提供します。しかし、ケース本体にストラップホールや、地面に置いた際に滑りにくくするための特別な滑り止め加工といった、持ち運び時の利便性や安全性を高めるための専用機能は特に備わっていません。持ち運ぶ際は落下などに注意が必要です。

本製品はM.2 NVMe/PCIe規格のSSDに対応しており、長さ22mmで幅が30mm, 42mm, 60mm, 80mmの4種類のサイズ（Type 2230, 2242, 2260, 2280）に対応しています。M-KeyおよびB+M Key形状のNVMe SSDが装着可能です。これにより、様々なサイズのNVMe SSDを本ケースで利用できるため、古いノートPCから取り外したSSDや、容量アップのために換装したSSDなどを無駄なく再活用することができます。ただし、SATA規格のM.2 SSDには対応していませんので注意が必要です。