Lefant Lefant M210P ロボット掃除機

本製品はリアルタイムで清掃経路を表示する機能はありますが、部屋のマップを記憶・保存するマッピング機能は搭載していません。そのため、清掃ルートの最適化や特定のエリアを指定して掃除するなどの高度な制御はできません。毎回、部屋の環境を新たに認識しながら清掃を行うため、効率性や清掃の網羅性においては、マップ保存機能を持つ上位機種に劣ります。シンプルな清掃を求めるユーザー向けです。

Lefant M210Pは専用のLefantアプリを通じてスマートフォンと連携し、掃除の開始/停止、清掃モードの切り替え、吸引力の調整、リアルタイムの清掃状況確認などが可能です。さらに、Apple Watch連携やAlexa/Googleアシスタントによる音声制御にも対応しており、多様な方法で操作できます。外出先からでも手軽に掃除を指示できるため、利便性は高いです。ただし、マップ保存機能がないため、アプリで設定できる清掃エリアの指定などは限定的です。

本製品は12mmまでの段差を乗り越えることが可能です。これにより、室内の敷居や薄手のカーペット、ラグなどをスムーズに乗り越え、部屋の隅々まで清掃範囲を広げることができます。掃除中に段差で止まってしまう心配が少なく、フローリングからカーペットへの移動も問題なく行えるため、様々な床材が混在する日本の住環境に適しています。落下防止センサーも搭載しており、階段からの転落も防ぎます。

スタッフレビューにて「こちらの機種には付いていないとの事でした」と明記されており、アプリなどから掃除してほしくないエリアを仮想的に設定する機能は搭載していません。そのため、ペットの餌場や子供のおもちゃスペース、壊れやすいものがある場所など、ロボット掃除機に入ってほしくない場所がある場合は、物理的な障壁を設ける必要があります。この機能がないことで、清掃の自由度や安全性に一部制限が生じます。

Lefant M210Pは、バッテリー残量が少なくなると自動的に充電ステーションに戻り、充電を開始する自動充電機能を搭載しています。これにより、ユーザーが手動で充電する手間が省け、常にロボット掃除機が次の清掃に備えることができます。清掃中にバッテリーが切れても、充電後に中断した場所から清掃を再開する機能も備わっているため、広範囲の清掃でも安心です。この機能は、ロボット掃除機の基本的な利便性を高める重要な要素です。

本製品には、掃除機本体のダストボックスに溜まったゴミを自動で収集する機能は搭載されていません。ダストボックスの容量は500mlと比較的大きいですが、ゴミが満杯になった際にはユーザーが手動でダストボックスを取り外し、ゴミを捨てる必要があります。自動ゴミ収集機能は、ゴミ捨ての手間を大幅に削減できる上位機種の機能であり、本製品ではその利便性は得られません。定期的なゴミ捨て作業が必要となる点を理解しておく必要があります。