Yaber T2

垂直および水平方向の自動台形補正機能を搭載しており、プロジェクターの設置角度によって生じる映像の歪みを自動で修正します。これにより、斜めからの投影でも常に長方形のきれいな映像を楽しむことができ、設置場所の自由度が大幅に向上します。自動調整は15°以内で最適に動作しますが、より大きな角度の補正が必要な場合は、電動フォーカスや4Pキーストーン補正といった手動調整機能も利用可能です。

短焦点レンズ機能は搭載されていません。本製品の投射比は1.25:1であり、短い距離で非常に大きな画面を投影する超短焦点プロジェクターとは異なります。ある程度の投影距離を確保する必要がありますが、120インチの大画面を投影できるため、一般的なリビングや寝室での使用には十分対応可能です。狭い空間で壁際にぴったり置いて大画面を投影したい場合は、別途短焦点プロジェクターを検討することをお勧めします。

オートフォーカス機能を搭載しており、プロジェクターの設置場所や投影距離が変わるたびに、自動で映像のピントを瞬時に調整します。これにより、手動でピントを合わせる手間が省け、常にクリアでシャープな映像を楽しむことができます。特にモバイルプロジェクターとして頻繁に持ち運び、様々な場所で利用する際に、この自動調整機能は非常に便利で、ストレスなく視聴を開始できます。

Bluetooth接続機能を搭載しており、ワイヤレスで外部スピーカーやイヤホンと簡単に接続できます。プロジェクター内蔵のJBLスピーカーも高音質ですが、さらに迫力のあるサウンドを追求したい場合や、夜間など周囲に配慮して音量を抑えたい場合に、Bluetooth対応のオーディオ機器を利用できるのは大きな利点です。これにより、よりパーソナルな視聴体験や、より広範囲に音を届けたいシーンでの活用が可能になります。

本製品にはAndroid TV機能は内蔵されていません。NetflixやDisney+などのストリーミングサービスをプロジェクター単体で直接利用するには、別売りのT2 Google TVドングルを購入し、接続する必要があります。著作権保護の制限により、多くのプロジェクターと同様にストリーミングサービスの直接ミラーリングはできません。そのため、スマートTV機能やアプリの利用を重視する場合は、別途ドングルやFire TV Stickなどの外部デバイスの準備が必要です。

HDR（ハイダイナミックレンジ）対応機能については、製品情報に明確な記載がありません。HDRは映像の明暗差をより鮮明に表現し、リアルな映像美を提供する技術ですが、本製品ではその恩恵を直接受けることはできません。しかし、フルHD解像度と良好なコントラスト比により、通常のSDR（スタンダードダイナミックレンジ）コンテンツであれば、十分美しい映像を楽しむことが可能です。HDRコンテンツを最高の品質で視聴したい場合は、HDR対応を明記しているプロジェクターを検討することをお勧めします。