CUBOT KingKong X

MediaTek Dimensity 7050プロセッサーを搭載し、AnTuTu総合スコア約61万点台と、この価格帯のタフネススマホとしては非常に高い処理性能を持っています。16GBネイティブRAMに36GBの仮想RAMを加えた合計32GB（スペック表記は32GB）のRAM容量も相まって、複数のアプリを同時に起動したり、動画編集のような負荷のかかる作業も比較的スムーズに行えます。最新の3Dゲームも設定を調整すれば快適にプレイ可能です。日常的な操作で性能不足を感じることはほとんどないでしょう。

6.58インチのFHD+（2408×1080）IPSディスプレイを採用しています。解像度は十分高く、コンテンツを精細に表示できます。さらに、120Hzのリフレッシュレートに対応しており、画面のスクロールやゲーム中の動きが非常に滑らかに見えます。最大輝度は450ニットで、屋外の日差しの下でも比較的画面が見やすいとされています。加えて、本体背面には時刻や通知を確認できる1.85インチのサブディスプレイも搭載しており、利便性を高めています。発色やコントラストはAMOLEDには劣る可能性がありますが、IPS液晶としては高品質です。

10200mAhという、一般的なスマートフォンと比較して圧倒的に大容量なバッテリーを搭載しています。これにより、非常に長いバッテリー持ちを実現しており、メーカー公称値では待機時間約1252時間、ゲーム時間約17時間、通話時間約76時間とされています。丸一日どころか、使い方によっては数日間充電なしで使用することも可能です。充電速度は33Wの急速充電に対応しており、これだけ大容量でも比較的短時間で満充電にできます。さらに、OTG逆充電にも対応しているため、他のデバイスへの給電も可能です。バッテリー持ちを最重視するユーザーにとっては最高の選択肢の一つです。

内蔵ストレージ容量は512GBと非常に大容量です。一般的なスマートフォンの主流である128GBや256GBと比較しても格段に大きく、多くのアプリをインストールしたり、高画質な写真や動画、音楽ファイルなどを容量を気にすることなく大量に保存できます。さらに、MicroSDカード（TFカード）スロットを備えており、最大2TBまでの外部ストレージ拡張に対応しています。これにより、内蔵ストレージと合わせれば膨大なデータを持ち運ぶことが可能です。容量不足に悩まされる心配はまずありません。

約5万円台という価格ながら、MediaTek Dimensity 7050プロセッサー、32GB RAM、512GB ROM、10200mAhバッテリー、100MPカメラ、120Hzディスプレイ、そしてIP68/IP69K/MIL-STD-810H対応という、非常に充実したスペックと高い堅牢性を兼ね備えています。特にバッテリー容量や耐久性は圧倒的です。同価格帯の一般的なスマートフォンでは実現が難しいレベルの性能とタフネスを提供しており、価格に対して得られる価値は非常に高いと言えます。アウトドアや特定の作業環境での利用を想定しているユーザーにとって、コストパフォーマンスは非常に優れています。