SAN ZANG MASTER M.2 SSD 2TB PCIe Gen 4x4 S7000

公称値ではシーケンシャル読み取り7000MB/s、書き込み6500MB/sと、PCIe Gen4 SSDとして非常に高速なスペックです。しかし、スタッフレビューで高負荷時の温度上昇による速度低下が複数指摘されており、特に長時間の連続書き込みなどで公称値通りの性能を維持できない可能性があります。ランダム速度の公称値も不明です。

商品説明には3D NANDと記載されており、スタッフレビューではTLCタイプが使用されているようです。TLCはコストと性能、耐久性のバランスが良い一般的なタイプです。しかし、スタッフレビューでNANDの具体的な仕様（メーカーや層数）にばらつきの可能性がある点が指摘されており、製品ロットによって性能や信頼性が若干異なる「NANDガチャ」と呼ばれる状態である可能性があります。

冷却パッド、冷却鉄板、ヒートシンクが付属しており、放熱対策が考慮されています。しかし、スタッフレビューにはヒートシンクが欠品していたという報告が複数あり、付属品の同梱が不安定な可能性があります。また、PS5で使用する際は付属の冷却鉄板を取り外す必要があるなど、使用に制限がある点も注意が必要です。

公称のシーケンシャル速度や容量に対する販売価格は非常に安価であり、価格だけを見れば高いコストパフォーマンスに見えます。しかし、スタッフレビューで指摘されている発熱による性能低下、付属品の欠品可能性、メーカーの信頼性、NANDのばらつきといった不安定要素を考慮すると、価格の安さには理由があり、安定したパフォーマンスを確実に得られるかは使用環境や運に左右される可能性があります。価格メリットを活かすには、ユーザー側での冷却対策などが必要です。