Hollyland Lark M2 Combo

Lark M2 Comboは、2つの送信機が付属しており、複数の音声を同時に受信できます。これにより、インタビューや対談形式の動画撮影において、個別の音声をクリアに収録できます。特に、各送信機の音量を個別に調整できる機能と組み合わせることで、よりバランスの取れた音声収録が可能です。ただし、3人以上の音声を同時に収録する場合は、別途ミキサーなどの機器が必要になる場合があります。複数人での収録を頻繁に行うユーザーにとって、非常に便利な機能と言えるでしょう。

Lark M2 Comboは自動チャンネル設定機能を搭載しており、難しい設定なしにすぐに使用できます。この機能により、受信機と送信機が最適な周波数を自動的に選択し、安定した接続を維持します。特に、ワイヤレスマイクの扱いに慣れていない初心者にとっては、非常に便利な機能と言えます。ただし、特定の周波数帯域を手動で設定したいプロユーザーにとっては、自由度が低いと感じるかもしれません。

Lark M2 Comboには、範囲外警告機能は搭載されていません。そのため、録音中に送信機と受信機の距離が離れすぎると、音声が途切れる可能性があります。特に、広い場所や動きながらの撮影を行う場合は、注意が必要です。音声が途切れないように、常に適切な距離を保つ必要があります。上位機種には範囲外警告機能が搭載されているものもあるため、必要に応じて検討すると良いでしょう。

Lark M2 Comboには、送信機側での音量調整機能は搭載されていません。音量調整は受信機側で行う必要があります。そのため、録音中に音声レベルが大きすぎたり小さすぎたりした場合、受信機側で調整する必要があります。送信機側で音量調整ができた方が便利な場面もあるため、プロの現場では不便に感じるかもしれません。

Lark M2 Comboには、リアルタイムモニタリング機能は搭載されていません。録音中の音声をリアルタイムで確認することはできません。録音後に音声を確認する必要があるため、効率的な作業を求めるユーザーには不向きかもしれません。ただし、スマートフォンのアプリなどでリアルタイムモニタリングが可能な場合もあります。

Lark M2 Comboは、ENC（Environmental Noise Cancellation）ノイズ低減技術を搭載しており、環境音を効果的に低減します。これにより、屋外や騒がしい場所でもクリアな音声を録音できます。特に、Vlog撮影やインタビューなど、人の声をクリアに収録したい場合に非常に役立ちます。ただし、強風下での使用には、別途ウィンドスクリーンが必要になる場合があります。上位機種と比較すると、ノイズ低減効果は劣る可能性があります。