1homefurnit モニターアーム 3画面 MDM003A-JP

中央モニターは13〜32インチ、サイドモニターは13〜27インチ、各アームの耐荷重は最大10kgに対応しています。一般的なサイズのモニターであれば3台設置可能ですが、中央モニターが32インチを超える場合や、サイドモニターが27インチを超える場合、あるいは1台あたりの重量が10kgを超えるモニターには使用できません。特にサイドモニターの対応サイズが中央より狭い点に注意が必要です。ご自身のモニターのサイズと重量がこの範囲内であるかを事前に確認することが重要です。価格帯を考慮すると妥当な対応力と言えます。

デスクへの固定方法は、机の端を挟むクランプ式と、机の穴を利用して固定するグロメット式の両方に対応しています。これにより、お使いのデスクの形状や状況に合わせて設置方法を選択できる柔軟性があります。ただし、スタッフレビューによると、クランプ式の場合、机の端にフレームがあると奥行きが足りず干渉する可能性があるため、設置場所の確認が必要です。グロメット式はより強固に固定できますが、机に穴を開ける加工が必要になる場合があります。どちらの方法も必要な部品は付属しています。

このアームは、上部モニターが±15°のチルトとスイベル、360°の回転、下部二つモニターが±90°のチルトとスイベル、360°の回転に対応しています。中央ポールはMAX高さ800mmまで調整可能で、各モニターの位置をある程度調整できます。ただし、アームの関節調整に六角レンチが必要で、スタッフレビューでは関節が固い場合があるとの報告もあり、調整には手間がかかる可能性があります。また、一度バックロックネジを締め付けるとチルト・スイベル調整が無効になる点は注意が必要です。頻繁な角度調整にはあまり向きません。

スタッフレビューでは「しっかりしている」「頑丈」「強固」といった評価が多く見られ、価格帯を考慮すると十分な安定性が期待できます。安定したスレッド接続の中央ポールや、モニターの垂れ下がりを防ぐバックロックネジといった構造的な工夫も見られます。ただし、スペック上の本体重量が不明であり、梱包重量は比較的軽いことから、最上位モデルのような絶対的な重厚感や剛性とは異なります。耐荷重範囲内のモニターを適切に設置すれば、日常的な使用において安定してモニターを支えることができると考えられます。

統合されたケーブル管理システムを搭載しており、取り外し可能なケーブルクリップが付属しています。これにより、モニターやPCからのケーブル類をアームに沿わせてまとめて整理することができます。デスク上にごちゃつきがちなケーブルを減らし、見た目をすっきりさせる効果や、ケーブルの引っ掛かりを防ぐ効果が期待できます。完全にケーブルを隠せるタイプではありませんが、基本的な配線整理には十分役立ち、作業環境の改善に貢献します。

この製品の最大の特長は、4千円台という圧倒的な低価格でトリプルモニターアームが手に入ることです。最上位モデルと比較すると対応サイズや調整の自由度などに制限はありますが、スタッフレビューで「値段以上に良い」「しっかりしている」と評価されているように、基本的な機能と安定性は備えているようです。低予算でとにかく3画面環境を実現したいユーザーにとっては、非常に魅力的な選択肢となります。価格以上の価値を見出せる可能性は高いですが、求める機能や品質によっては上位モデルも検討する価値があります。