RODE Microphones ワイヤレスマイクロ WIMICROCW

本製品は2台の送信機に対応しており、マージモード（2つの音声をミックスして1つのチャンネルで出力）とスプリットモード（2つの音声をそれぞれ別々のチャンネルで出力）を選択できます。これにより、2人でのインタビューや対談の際に、それぞれの音声を個別に録音・編集することが可能です。ただし、上位機種のような高度なチャンネル管理機能は搭載されていません。

製品情報にチャンネル自動選択機能に関する記載はありません。2.4GHz帯を使用するため、電波干渉が多い環境では手動でのチャンネル設定や、使用環境の確認が必要になる可能性があります。手軽さを重視した製品のため、この機能は省略されていると考えられます。

送信機と受信機には、ワンタッチで音声をミュートできる機能が備わっています。これにより、登壇者が一時的に発言を中断したい場合や、不要なノイズが入るのを防ぎたい場合に、すぐに音声をオフにすることができます。急な状況変化にも対応しやすく、録音・配信の品質を保つのに役立ちます。

送信機と受信機双方でバッテリー残量を確認できる機能があります。これにより、長時間の収録中に突然バッテリーが切れてしまうリスクを軽減できます。常に残量を把握しておくことで、安心して運用でき、万が一の事態にも備えやすくなります。チャージングケースと併用することで、より長時間の運用が可能になります。

RØDE Centralアプリを使用することで、スマートフォンへの出力ゲインを3段階で調整できます。これにより、声の大きい人と小さい人がいる場合でも、それぞれの音量を調整し、聞き取りやすいバランスの取れた音声を提供することが可能です。ただし、細かいゲイン調整はアプリ経由となるため、直感的な操作性はやや劣ります。

製品情報に、受信機から直接音声モニタリングができるヘッドフォン出力端子に関する記載はありません。そのため、リアルタイムでの音声確認は、接続先のスマートフォンやアプリの機能に依存する可能性があります。収録中の音声を確実に確認したい場合は、別途モニタリング環境を構築する必要があります。