YUNZII AL68 メカニカルキーボード

本製品は鮮やかな南向きRGBバックライト機能を搭載しており、キーボード全体をカラフルに演出できます。QMK/VIAソフトウェアを通じてライティングエフェクトのカスタマイズも可能です。ただし、スタッフレビューによると、個々のキーの色を細かく設定する機能や、押したキーから光が広がるような高度なエフェクトは限定的であるとの指摘があります。基本的なRGBライティングを楽しむには十分ですが、より詳細なカスタマイズを求める場合は、ファームウェアの書き換えが必要になる可能性があります。

本製品はQMK/VIAに対応したメカニカルキーボードであり、複数のキーを同時に押してもすべての入力を正確に認識するNキーロールオーバー機能（アンチゴースト機能）を備えていると推測されます。ゲーミングキーボードとして、複雑なキー操作が求められる場面でも誤入力を防ぎ、正確なコマンド入力をサポートします。公式情報で明示的な記載はありませんが、この価格帯とカスタマイズ性を考慮すると、標準的な機能として搭載されている可能性が高いです。

本製品はホットスワップ対応であり、ユーザーは自分の好みに合わせてキースイッチを自由に交換できます。購入時にはココアクリームV2（リニア）、ミルクV2（タクタイル）、ゼロリニアといった複数のスイッチタイプから選択可能です。これにより、打鍵感や打鍵音を自分好みに調整できる柔軟性があります。3ピンおよび5ピンのメカニカルスイッチに対応しているため、市販されている多くのスイッチと互換性があり、キーボードのカスタマイズ性を大きく高めています。

本製品はQMK/VIAフルサポートにより、キーマップのカスタマイズが可能です。これにより、Windowsキーを含む任意のキーを無効化したり、別の機能に割り当てたりすることができます。ゲーム中に誤ってWindowsキーを押してしまい、ゲームが中断されるのを防ぐために、この機能を活用できます。専用の物理スイッチやソフトウェア上の明示的な「Windowsキーロック」機能の記載はありませんが、QMK/VIAの柔軟なプログラミング能力によって同等の機能を実現できます。

本製品はQMK/VIAフルサポートにより、マクロ機能に対応しています。ユーザーはQMK/VIAソフトウェアを使用して、一連のキー操作を記録し、それを単一のキーに割り当てることができます。これにより、複雑なゲーム内コマンドや頻繁に使用する定型文などを効率的に入力することが可能になります。ただし、スタッフレビューでは、無線接続時にマクロ設定がリセットされる不具合が報告されており、安定した運用には注意が必要です。有線接続であれば問題なく利用できる可能性が高いです。

本製品には、キーボード本体に追加のUSBポートを搭載するUSBパススルー機能は確認できませんでした。キーボードの接続はUSB-Cポートを介して行われますが、他の周辺機器を直接キーボードに接続するためのポートは備わっていません。このため、マウスやヘッドセットなどのデバイスを接続する際は、PC本体のUSBポートを使用する必要があります。デスク周りの配線をシンプルにしたいユーザーにとっては、この点が考慮すべき点となるでしょう。